タイルデッキ欲しい!
でも高い!
よっしゃ!DIYしよう!!
チョイ待ち!この考え、むっちゃ危険よ。
今回は、「安く上げるために」タイルデッキをDIYしようと考えているあなたに向けて。
『タイルデッキのDIYはやめた方がいいっす』
という趣旨の記事を書いていきたいと思います。
・タイルデッキのDIYをやろうと計画し。
・実際にプロが作業するタイル貼りの現場作業を見学させてもらい。
・試しにコンクリートの打設や古いタイルデッキの補修作業をやってみて。
そのうえで結局やらなかった僕だからこそ語れる言葉があります。
タイルデッキDIYの厳しい現実を、惜しげもなく全部お伝えしていきたいと思います。
今回の記事を読んで頂ければ。
安易にタイルデッキのDIYをやって失敗し、激しく後悔するとともに貴重な時間とお金をドブに捨ててしまう事態を避けられるはずです。
最後には、「それでもタイルデッキのDIYをやりたい人」に向けた押さえておきたいポイントも紹介していますので、ぜひ最後まで読んでいってもらえればと思います。
コレを読めばタイルデッキDIYの厳しい現実が分かる!
それではいきましょう!
タイルデッキをDIYする。その現実は。
マイホームと言えばタイルデッキに憧れる人も多いですよね。
でも、タイルデッキは高いです。
そこでDIYするという選択肢が生まれるんですが。
結論から言うとタイルデッキのDIYはあまりオススメしません。
理由は大きく以下の3つ。
・とにかく大変
・意外とお金かかる
・割と高度な技術が要求される
DIYしても満足度が上がらない可能性が高いので、おとなしくプロに任せた方が無難。
それがタイルデッキです。
外構業者に見積もりをもらう。
タイルデッキは、
タイル
モルタル
セメント
コンクリート
専用ボンド
CB(コンクリートブロック)
等を使って作ります。
この辺の材料って、自分で買いそろえれば実はそんなに高くはありません。
じゃあなぜプロに頼むと高いかっていうと。
・専用の道具がいるから。
・施工が超大変だから。
なんですね。
高い施工費はDIYすれば回避できますが。
専用の道具はプロだろうが素人がDIYしようが必要です。
『この道具を買ったりレンタルしたりすると、決して安くない金額がかかります。』
特殊な道具が必要な作業をDIYするって、意外と大変なんです。
仕上がり品質だってそう。
それだけでメシ食ってる専門の職人がいる世界に、素人がいきなり入っていって最初から満足のいくものができるでしょうか?
なかなか難しいですよね。
こんな感じで。
道具をそろえたりして苦労して施工した割に。
仕上がりが微妙だったり意外と安くならなかったりする。
それがタイルデッキのDIYです。
それでは、タイルデッキのDIYが大変な理由を一つ一つ詳しく見ていきましょう。
タイルデッキの施工はとにかく重労働で大変。
僕がタイルデッキのDIYをオススメしない大きな理由は、
①とにかく大変
②意外とお金かかる
③割と高度な技術が要求される
の3点にあります。
ここではまず、①や③の施工の大変さについて見ていきたいと思います。
タイルは重い、施工大変。
一般的に多く出回っているのは30cm角のタイルですが、最近は意匠性を重視した60cm角の大判タイルや、30cm×120cmといったロングサイズのタイルなんかも出回っています。
↓こんなやつ
コレが重いの、普通に。
30cm角のタイルならまだ扱いやすいですが。
60cm角のタイルや120cmロングタイルはめちゃめちゃ扱いにくいです。
切断などの加工はもちろんのこと、何より貼るときの位置合わせが大変です。
職人のおっちゃんとジュース飲みながら聞いてみましたところ。
60cmは30cmにくらべて大変よ・・・
切るのも大変だし、ホント位置合わせが大変・・・
と言ってました。
プロでも大変な大判タイル。
コレを経験なしの素人がいきなりキレイに貼れるわけないっスよね。
タイルは切断など加工が超大変。
タイルデッキって、買ってきたタイルをそのまま貼るだけでは完成しませんよね。
雨水マスなどの障害物があったり、端っこや立ち上がり部分などそのまま貼れなくてカットしないといけないケース、結構あります。
で、タイルの加工ってどうやるかというと。
まっすぐ切るだけなら専用のタイルカッター使えば割と簡単です。
でも。
問題は丸く加工しないといけない場合。
こういう道具を使うんです。
使ったことある人なら分かると思いますがこのグラインダー。
・めちゃめちゃうるさい
・まぁまぁ危険
そして、
・恐ろしいほどの粉塵、削りカスが出ます。
ノーゴーグルでやったら目が逝きますね。
服も髪も粉塵まみれになるでしょう。
『作業してると粉まみれになる』
コレも僕がタイルデッキDIYをやめた大きな理由です。
モルタル、セメント練らないといけない。
タイルデッキの施工にはコンクリート、モルタル、セメントが付いてきます。
土台を作ったり、下地を作ったり、貼り合わせたりするときにこれらのものを用意する必要があるんです。
まずはデッキの土台をコンクリートで作ります。
↓こんな感じで。
木枠を作るのだけでも大変そうです。
そして、試しにコンクリートを自分で練って作ってみました。
こんだけ練っても施工できる範囲もわずか。
自分で練るのはマジで大変でした。
こんな感じで、用意するのが大変なコンクリートたち。
さらにメンドクサイ要因があって。
・あいつら、超アルカリ性。
・目に入ったらめっちゃ大変。
・手についても荒れます。
・しかも余ったセメントは産廃。
・石の塊になるので後片付けも大変。
といった具合に気にしなければならないことが割とあります。
使った道具を洗った水でさえ、うかつに流すと排水溝を詰まらせたりといったトラブルになります。
コンクリート製品系のDIYは、取扱いに慣れてないと、ストレスを感じるので避けた方が無難だと思います。
意外と難しいタイル貼り
・土台はプロに作ってもらった!
・タイルの加工も無くていけるよう設計した!
ここまでの問題をクリアして、
『最後のタイル貼りだけ自分でDIYしよう』
こう考える人もいると思います。
昔のぼくですね。
まぁタイル並べて貼って、目地入れるぐらいなら出来るんじゃないか。
こう考えてしまう気持ち、超 絶 わかります。
という訳で、試しにタイル貼りのDIYをやってみました。
ターゲットは僕の実家の玄関タイル。
築30年。イイ感じに手で剥がせるぐらい傷んでましたよ・・・
今回やったのは、
『剥がしたタイルを、インスタントセメントを使って貼り戻すだけ。』
という超簡単な作業。
作業途中の風景がコチラです。
仕上がった写真がコチラ。
やってみた感想としては。
・意外と難しい。
・貼るのはできるけど、高さや位置を合わせるのが大変。
という感じでした。
遠目には分かりにくけど、近くで見ると結構凸凹してます・・・
1枚1枚のタイルを、高さや位置、並行などを意識しながら貼る。
水勾配など、全体の角度なども意識して貼っていく。
こんな感じで、施工に高度な技術が要求される。
それがタイルデッキのDIYです。
チョットだけDIYやってみて。
正直こりゃあちょっとメンドクサイな・・・と思いました。
専用の道具がいる。そろえると結構高い。
ここまでは、タイルデッキの施工の大変さからDIYをオススメしないことについてお伝えしてきました。
ここでは、金銭的、お金の観点からタイルデッキのDIYをオススメしない理由についてお伝えしていきます。
意外とお金のかかるタイルデッキDIY。
その理由はズバリ。
『専用の道具がたくさん必要だから』
です。
例えばタイルデッキの下地コンクリートから作ろうとすると。
地面を固めるためのプレートコンパクター。
コンクリート練るためのトロ船やミキサーも必要です。
タイルを張る際にも左官コテ、タイルカッター、グラインダーなどなど意外と道具がいるんです。
こういう道具、無いと作業効率がめっちゃ落ちます、
なので、DIYするなら調達必須なんですが最大のデメリットがあって。
場所とるし、タイル貼り以外にあまり使いみちが無いんですよね・・・
じゃあレンタルでいいや、となりますがコレもデメリットがあって。
長期間レンタルすると意外と高いんです。
土日だけでパパっと終わらせれるほど、素人のタイル貼りDIYは手際よくないですからね・・・
こんな感じで道具をそろえてると意外と手間とお金がかかります。
結果的にプロに頼んだ方が満足度が高かった、なんてこともあるでしょう。
それでもタイルデッキをDIYしたい!押さえておくポイントは?
タイルデッキのDIYが大変なのは分かった!
それでも、それでも俺はDIYしたいんだ!!
こういう人のために、押さえておきたいポイントを2つお伝えしておきます。
①土台はプロに作ってもらう
②タイル加工を出来るだけ減らす
順に見ていきましょう。
①土台はプロに作ってもらう
タイルデッキは土台が必要です。
・コンクリートブロック詰んで土砂詰めたり。
・コンクリートで土台部分を作る必要があります。
その作業で必要になるのが。
・転圧
・型枠施工
・コンクリート打設
等の作業です。
これがめっちゃ重労働でしんどい。
しかも、専用の道具が必要になる。
買いそろえるのも高い。
レンタルも高い。
めちゃくちゃコスパ悪いんですよね・・・
多少お金かかっても、土台部分をしっかりプロに作ってもらう。
自分は表面のタイルを貼るだけ。
コレが理想のタイルデッキDIYだと思います。
②タイル加工を出来るだけ減らす
2つめのポイントはタイルの加工についてです。
タイルの加工は
・専用工具いる
・曲面は超大変
なので加工を出来るだけ減らせるようなタイルデッキサイズに決めましょう!
上記の写真のように、雨水桝があるとめちゃくちゃ大変です。
タイルデッキの部分にはできるだけ障害物が無いような配置にしましょう。
また、障害物だけでなく。
デッキの長さや幅、高さなどをタイルの倍数で収まるサイズにするといいでしょう。
例えば、長さ30cmのタイルをつかうなら、デッキのサイズを30cmの倍数(4m50cmとか、6mとか)にしましょう。
高さも30cmとか、2倍の60cmにするといいでしょう。
こうすると、タイルの加工が無くなります。
タイルの加工が無いと、買ってきたタイルをそのまま貼るだけなので作業が一気にラクになります。
目地がある分、単に倍数にしただけだとキッチリそろわないのでその点は要注意っスよ!
まとめ
今回は、「タイルデッキをDIYするなんてムリ!?」と題しまして、タイルデッキDIYの厳しい現実を皆さんにお伝えしてきました。
・タイルデッキのDIYをやろうと計画し。
・実際にプロが作業するタイル貼りの現場作業を見学させてもらい。
・試しにコンクリートの打設や古いタイルデッキの補修作業をやってみて。
そのうえで結局やらなかった僕が語る現実。
タイルデッキDIYの大変さが少しは伝わったでしょうか?
タイルデッキのDIYは、数あるDIYの中でも割と難易度の高いチャレンジです。
いやいや、安く上げるのが目的じゃないんよ。
やってみたいんよ。楽しみたいんよ!
こういう方はチャレンジを!ぜひやってみて下さい。
でも。
・金額を抑えるためにDIYしよう!
・まぁまぁキレイに仕上げたいんよ!
こう考えているなら。
大変な準備とめちゃくちゃ過酷なDIY作業の末に、がったがたのタイルデッキを作った挙句。
道具の準備やレンタルで意外と節約にならなかった。
こんな事態になっちゃう恐れがあります。
仕上がりにあまりこだわらず、趣味の一環としてやるならいいけど。
キレイに仕上げたいなら迷わずプロに頼みましょう!
ちなみに、プロの中でもウデによって仕上がり品質が結構違います。
色んな業者さんに見積もり取ったり施工事例の現場を見せてもらったりすると安心でしょう。
外構業者に見積もりをもらう。
それではまたっ!
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
色んな方のリアルな体験談が読めておもしろいので、ぜひ覗いてみてください。