外構で1社からしか見積もりをもらっていないなら、知らず知らずのうちに「損」しているかもしれませんよ!!
「無知」は「知識」より人に自信を与えます。
あなたが納得しているその業者、その条件、ホントに最高でしょうか?
物事を正しく判断するためには、「複数のルートからの情報」と、「基準」が必要です。
もし一社の情報しか知らないなら、その「基準」がずれている可能性がありますよ。
また外構工事の相場って、インターネットによる収集だけでは必要十分集まりません。
全国規模のハウスメーカーが乱立する家本体と比べて、外構工事は特にローカル色が強めの業界ですからね。
実際に施工をやってくれる地場の業者に話を聞き、見積もりをもらってはじめて実のあるデータが揃います。
そういう意味では、相見積もりって超大事!
という訳で今回は外構の相見積もりの話しです。
実際に4社から外構の見積もりをもらった我が家の事例を紹介しながら、外構工事で相見積もりをもらう事の大切さをお伝えしていきたいと思います。
業者によっては、同じような作業をしているのに全く単価が違います。
異常に安いのも心配ですが、品質が同じならあえて割高な業者に施工をお願いする必要性は、ゼロですよね。
今回は僕がもらった見積もりから、作業ごとの単価をはじき出して分析したデータも紹介しています。
超リアルなデータが見れます!必見ですよー!
・外構工事を検討している
・庭のリフォームを検討している
・ハウスメーカーに紹介された外構業者1択で決めちゃおうと思っている
・絶対に損したくない、良いものを出来るだけ安く手に入れたい
・後で後悔の無いよう、十分納得してから決断したい
こういった方は参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでいって下さい。
それではいきましょう!
相見積もりをしないと相場が分からない
まず初めに結論からお伝えしましょう。
冒頭でも言いましたが、
『外構工事において相見積もりは必須です!』
もし1社だけで満足して契約しようとしているなら、かなり危ない橋、渡っていますよ!
たとえその業者がどれだけ信頼出来て、きめ細やかな対応をしてくれて、値段に納得感があったとしても。
それでもやはり、相見積もりはやった方がいいと断言します!
複数の見積もりをもらうと「相場観」が身に付きます。
そしてその相場観は、決断する時の「基準」となります。
他社のデータや対応を見て、「あ~やっぱり元のままでOKじゃん!」となったらそれはそれでOK。
より良い業者に出会えたら儲けもん!
相見積もりとはそういう行為です。
【他を知らないで決断する】
【他を知ったうえで決断する】
同じ業者を選んだとしてもこの2つには大きな違いがあります。
複数の情報をあつめ、後悔の無い決断をしていってほしいなぁと思います。
具体的には、
①様々な業者から見積もりをもらい。
②金額の相場観を知り。
③基準を作って比較検討したうえで決断する!
このステップを踏めば、後悔することは無くなるんじゃないでしょうか。
もちろん金額だけでなく、施工の丁寧さや人あたり、提案能力なども加味して総合的に判断が必要ですよ。
「無知」は「知識」よりも人に自信を与えます。
知らないことはある意味幸せかもしれませんが、それによって「潜在的に損」をしているとしたら。
なんとか回避しておきたいと思いますよね?
数少ない情報を妄信せずに、十分な情報を集めて検討してみて下さい!
それでは、実際に僕がもらった見積もりの実例を紹介しながら、詳細を見ていきましょう!
同じ作業でも、業者によって単価はこんなにも違う
まずはコチラ見て下さい。
僕が外構の見積もりをもらったのは4社。
(1社はハウスメーカーから紹介してもらった外構業者です。)
それぞれの見積もりから、類似作業を抜き出して単価を洗い出したものが上記の表です。
作業ごとの単価を「見える化」することで、それぞれの業者の特性が見えてきます。
ポイントについて見ていきましょう!
まずは土間コンから。
【土間コンクリートの施工で比較】
例えば、土間コンクリートの施工を例に単価を比較してみましょう。
一番高い業者はA社の9,320円/㎡
一番安い業者はB社の6,500円/㎡
その差実に2,820円です。
我が家のコンクリート面積は約65㎡なので、「コンクリートの打設」という一つの要因だけでも2820×65=183,300円の差が出ることになります。
上記では含んで比較しませんでしたが、実際は土間コン打設の際は「型枠」や「目地」も必要になります。
ここを見てもA社がぶっちぎりで高いですね。
上記のポイントを見るだけでも、
あ~、B社は土間コンの費用が安くできるんだな。
じゃあ土間コンの多いデザインだったらB社が有利なんだな。
といった特徴が見えてきます。
もう一個見てみましょう。
【バイクガレージの施工で比較】
続いてはイナバのバイクガレージの施工金額を見ていきます。
我が家では、自転車や屋外の雑多なもの収納用にイナバのバイクガレージ(FXN-2230)を採用しました。
イナバのバイクガレージは流通品です。
どこの外構業者でも、同じものを買って同じような施工が必要になります。
では、各社の金額にどのぐらい差があるんでしょうか?
こちらを見て下さい。
一番高い業者はA社の385,275円
一番安い業者はC社の321,830円
その差は約6万円です。
同じもの、同じ施工なのに、バイクガレージだけで6万円違うのは結構デカいですよね。
※ちなみにD社は、プラン上バイクガレージではなく物置(NXN-50S)での提案だったので今回は比較から除外してます。
ここから分かるのは、
バイクガレージの施工ならC社が一番安くできるんだな
B社、土間コンは安かったけど、CB(コンクリートブロック)施工が高いな。
CBを積んで塀や壁を作るデザインが多い場合は微妙かもな。
といった傾向が見えてきます。
このように、項目ごとの費用を「見える化」することで、各社の特徴をつかむ事ができるようになります。
改めてみると業者によって得意不得意がありますね。
こういった傾向をつかむためにも、複数社から見積もりをもらうのは必須!
外構業者を自分で探してテレアポとって・・・は意外と大変なので、まずは以下のような「一括見積サービス」をどんどん活用していきましょう!
データが揃えば傾向が見えます。
傾向が見えれば、あなたの家の外構デザインと相性のいい業者も自然に分かってきます。
自分ちで実現したい外構デザインを、最も安く仕上げる事ができる業者を選んでいくのも一つの選択肢ですね。
おっと、忘れちゃいけない雑費
ここでは、先ほどの見積もり比較から「雑費」に注目してみたいと思います。
早速ですがこちらを見て下さい。
外構工事の見積もりには、雑費が入っています。
雑費とはエクステリアの施工に直接影響しない経費の部分。
パワーショベルなどの重機を運んでくるための金額、墨だしや清掃費などの金額、工事で出た残土の処分費用などです。
これらをまとめて「雑費」と言います。
では、改めて先ほどの比較を見ていきましょう。
A社からC社はそれほど大きな開きはありませんが、注目すべきはD社。
まさかの57万円越え・・・
高っけぇ・・・
いちばん高いD社は577,000円です。
いちばん安いC社は117,130円です。
その差額実に46万円。
D社はありえんぐらい高いですね・・・
D社、確かにデザインセンスは良くて施工も丁寧だったんで候補には上がっていたんですが。
しかし、正直これは無い。。。
他の施工単価も全体的に高めですし、ちょっとふっかけている感は否めませんね・・・
このように、雑費などの諸経費まで見ていくと、思わぬトラップが仕掛けてあったりします。
じつは僕が一番最初にコンタクトをとった業者はD社でした。
デザインや雰囲気に流されて決めてしまっていたら超割高な買い物になっていました・・・
施工は丁寧か?実例を見て確認しよう!
最後に、決断する際の重要なポイントを1個お伝えして終わりにしましょう。
①複数社から見積もりをもらった
②相場観や業者ごとの特徴も見えてきた
③あとは決断するだけ!安いとこ選ぼう!
となる前にココを確認しておきましょう。
『施工は丁寧か?』
いくら安くても、仕上がりがショボかったら嫌ですよね。
相場よりかけ離れて安い場合は、何か理由があるかもしれません。
独自の仕入れルートを持っているなどで、素材自体をやすく仕入れているのであればいいんですが、単価の安い(技術レベルの低い)職人を雇用して安くしている場合は要注意です。
ココを見極めるためには、実際の施工事例を見せてもらいましょう。
HPや施工写真などでもいいんですが、出来れば実際の施工現場を見せてもらえるとベストです!
お願いすれば大抵見せてくれると思うので、遠慮なくお願いしちゃいましょう!
ちなみに僕は先の見積もり比較の中で、C社を選択しました。
理由は以下の通り。
金額も高く、デザインセンスがイマイチで提案力も低かったため除外。
【B社】
土間コンクリートなどの施工費用も含め、最安クラスでしたが施工事例を見せてもらうとちょっと微妙だと感じたから除外。
【C社】
金額もそこそこ安く、施工も丁寧で提案力もあったので採用。
【D社】
デザインセンスや施工の丁寧さは良かったですが、とにかく高すぎて除外。
このように、相見積もりで金額や特徴を把握し、最後に施工の丁寧さなどを確認することで幅広い情報から総合的に判断することができるようになります。
相見積もり、やらない理由が無いですよね!
まとめ
今回は「外構は相見積もりを取らないと後悔する。」と題しまして、我が家がもらった見積もりの分析評価事例を交えながら相見積もりをとることの大切さをお話してきました。
「無知」は「知識」より人に自信を与えます。
広い世界を知らず、与えられた情報だけで決断するのも満足感は高いかもしれませんが、
・より良きものの探索
・様々な情報を知ったうえで判断する
この2つを疎かにしたまま下した決断は、のちに後悔を招くかもしれません。
同じ工事をやるにしても、業者によって金額は結構違います。
得意な工事、不得意な工事があり、それぞれに特性もあります。
そもそも単価設定が高めだったり、諸経費などで相場観よりかなり高い金額を乗せてくる業者もいます。
これらって、相見積もりをやらないと気付くことすらできません。
①様々な業者から見積もりをもらい。
②金額の相場観を知り。
③基準を作って比較検討したうえで決断する!
このステップを踏めば、後悔することは無くなるんじゃないでしょうか。
まずは以下のような「一括見積サービス」をどんどん活用して、複数の業者からの見積もりをあつめていきましょう!
データが集まれば相場観も分かりますし傾向も見えてきます。
そしてその後は、実際の施工事例などを見せてもらいながら、工事の丁寧さや提案力、やり取りの満足度なども含めて総合的に判断してきましょう!
今回の記事が皆さんの家づくりの助けになれば嬉しく思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
色んな方のリアルな体験談が読めておもしろいので、ぜひ覗いてみてください。