固定資産税の家屋調査について
納税は国民の義務ですが、「正直税金は払いたくないなぁ~」と思っているトモクラです。
今回は、市役所の人が固定資産税の家屋調査にやってきた時の話です。
来る前までは色々妄想してビクビクしていた僕ですが、実際終わってみると全然何てことはありませんでした。
必要以上にビビる必要はないよ!という事で調査当日がどんな感じだったかをまとめておきたいと思います。
固定資産税の調査ですが、家を建てて住み始めるとある日突然市役所から書面が届きます。
内容は、固定資産税の評価のために家屋調査を実施したいので、その日程調整をさせてほしいというもの。
希望日(第1希望~第3希望)を記入して書類を送り返すか、直接電話してくれてもいいとの記載でした。
調査可能期間は、書面を受け取ってから4ヶ月ほどあり、その内のどこかの平日で実施したいという事。
リアルタイム性のない書面郵送でお互いのスケジュール調整をするのは、
非常にもったいない
と思ったのでソッコーで電話をかけました。
1週間後ぐらいの希望日を伝えるとアッサリOK。
2~3分ほどでスケジュール調整が完了しました。
当日までに家の間取りがわかる資料を用意しておいて下さいとも言われました。
調査当日の流れ
調査当日は、担当の職員の方が2名きました。
メイン担当は中年の女性。
もう一人初老の男性が付き添いできていました。
2名とも物腰が柔らかく感じは良かったですが、名刺を頂けなかったのが残念ポイントです。
調査の流れは、
1.家にやってきて図面を渡す
2.図面をコピーしにどっかいく
3.戻ってきて調査
で、合計1時間ぐらいのものでした。
家を確認したのは室内15分、説明10分、外回り5分程度で、部屋の寸法を細かく測ったりとかはしてませんでした。
チェックしていた主なポイントは、
・玄関のタイルの寸法を測る
・キッチンの長さを測る
・床、壁、天井の仕上げ状態を確認
・トイレなどの換気扇の有無、浴室乾燥機の有無
・外壁、雨どいの直径など
・軒の出っ張り具合
・エコキュートのタンク容量
といったところでした。
一つ一つ厳しくチャックしてやるぞ!
といった雰囲気は全くなく、雑談しながら口頭での確認を交え、流し見でザックリ見ていく感じでした。
評価について
家屋の評価について、調査に来た方に要点を聞いてみましたのでまとめておきます。
・使っている部材の基準価格があり、そこに施工する職人さんの手間を加味して算出している
・クロスよりは塗り壁、塗り壁よりタイルが高くなる。
(施工に手間がかかるほど高くなりやすい)
・クロスよりは、石膏ボードそのまま仕上げが安い
・瓦も、昔ながらの和瓦(特にシャチホコなどの飾りがついたもの)ほど高い
・和室や大黒柱で良くやる「見せ柱」は高い
・屋根は、勾配がキツイほど使う部材の量が多くなるので高くなる
全くチェックされなかったもの
調査の前、僕がドキドキしていたのには理由がありました。
それは、快適性や機能性を重視して作っていたので、税金の評価まであまり気にしていなかったという事。
必要と思う設備は金額によらず入れましたし、海外製の食洗機とかも導入していたので、
「う~ん、いい設備入れてますねぇ~。これは高いですよー」
なんて言われるんじゃないかとドキドキしていました。
そんな心配とは裏腹に、当日全く触れられなかった(と僕が思っているだけで実はしれっとチェックされていたかもしれませんが(笑))部分もいっぱいありましたのでピックアップしてまとめておきます。
・海外製(ミーレ)の食洗機
・タイルデッキ
・コンセントの数
・照明関係設備
・電動洗濯物干しなどの設備
・窓のサイズ
・ソーラー設備
コンセントの数などは一昔前の話で、最近は関係ないなんて話も聞いていましたが、タイルデッキや食洗機、ソーラー設備なんかはちょっと意外でした。
食洗機の有無やタイルデッキのサイズなんかはぶっちゃけ図面からも拾えるので、後で落ち着いて計算するのかもしれませんね。
ただ、現場で型式や材質を確認していなかったという事は、少なくともどのメーカーの物なのか、とかは関係なしという事でしょう。
調査終了後の流れ
調査が終わったら固定資産税や不動産取得税について簡単に説明をしてくれました。
その時に以下の2つの書類を渡され、記入して市役所に送り返すよう言われました。
・固定資産税(新築住宅)減額申告書
・不動産取得申告書
減額申告書を出す事で最初の3年間(長期優良住宅の場合は6年間)の税金が安くなります。
取得申告書を出す事で、不動産取得税が安くなります。
書類の提出が終わったら、次の春に固定資産税の通知が来るので払う(以降毎年)。
また、不動産取得税についても通知が来るので払う(1回のみ)となります。