2021年夏!
我が家で事件は突然起こりました。
なんか部屋がムワッとする・・・
エアコンつけてんのに・・・
新品で買ってまだ3年ぐらいしか使っていない我が家のエアコン。
故障しましたよねー!!
3年間で実に3回目のトラブル。。。
1回は施工不良だったとはいえ、ちょっと故障、多すぎんか・・・
今回の故障は「冷房が冷えなくなる」という致命的症状。
しかも壊れたのは夏。
1階フロアを全て1台のエアコンで空調している我が家にとっては死活問題です。
ちょ・・・マジ勘弁して・・・
メーカーのトラブルシューティングに沿って確認したら、「ピッピッピッピッピッ」というビープ音5回のエラー音。
冷媒ガス系のトラブルのようでした。
という訳で今回は、我が家で使っているパナソニックのエアコン(エオリア)の故障レポートです。
・普通に使えていたエアコンが急に冷えなくなった。
・故障した時のチェックポイントは?故障の原因は?
・修理費用は?メーカー保証や延長保証で何とかなるか気になる。
・全館空調入れようとしている。もしくはエアコン1台でエリア空調しようとしている。
こういう人には参考になる情報が盛りだくさんなので、ぜひ最後まで読んでいって下さい!
それではいきましょう!
エアコンが急に効かなくなったら冷媒ガスのガス漏れが怪しい、ぞ!
まず最初に結論からお伝えしましょう。
今回の「冷房が冷えなくなる」故障。
原因は本体からのガス漏れでした。
ぐぬぬぬ・・・
新品で買ってまだ3年弱しか使ってないのに・・・
ウチの事例のように、普通に使えていたエアコンが急に逝った時はガス漏れトラブルの可能性が非常に高いと思います。
ポイントは「今まで普通に使えていた」という点ですね。
※もちろん電気系統の故障の可能性もありますが、今回のケースではガス漏れと判断するいくつかの現象が見られました。
詳しくは後述します。
修理依頼から完全復旧までの期間は約2週間。
この間はもちろん冷房無し生活!
暑かった・・・
マジで暑かった・・・
修理内容は、本体の冷媒回路ユニット(室内機ほぼ全部)を丸ごと交換する結構大掛かりな修理となりました。
↓交換した冷媒回路。
写真の放熱フィンの部分(金属の部分)と白い本体ケース部分まで含めて全部交換でした。
つまり本体ほとんど全部っスな。
エアコン本体をほとんど交換するという大改修だった今回。
しかも夏に冷房が効かなくなるという「最悪の条件」だったんですが、実はいいこともあって。
・室内機がほぼ新品になった
・すべて保証範囲内で無料だった
・そろそろ頼もうと思っていたエアコンのクリーニング代金が浮いた
まさに不幸中の幸い!
詳しくは追って詳細を解説していきますね!
それでは、ここから先はエアコンが冷えなくなった時に僕が確認したことを交えながら、チェックするべきポイントについて見ていきたいと思います。
エアコンが急に冷えなくなる。原因は?チェックポイントは?
エアコンが冷えない。
エアコンの吹き出し口に手をかざしてみると、一応冷たい風は出ている。
でも部屋が冷えない。
こんな症状の時、あなたならまずはどこを点検しますか?
Webで「エアコン 冷えない」とかで検索すると細かい情報が色々出てきますよね。
色々な情報があって混乱しますが、要約すると以下の3点。
(フィルターの汚れや運転モード、周囲環境など)
②機械的故障
(冷媒のガス漏れ)
③電気的故障
(基板やセンサーの故障)
②や③なら修理呼ぶしかないですが、①の場合はお金をかけずに自分でサクッと解決したいですよね。
ココでは僕がやったチェックポイントを紹介しておきます。
(メーカーサポートに電話しても、似たようなことを指示されると思います。)
フィルターの汚れをチェック
まずはエアフィルターの汚れ具合をチェック。
最も簡単にできてオーソドックスな確認ですね。
↓フィルターはこんなやつ
※この写真は別日に撮ったもの。実際はこれよりキレイでした。
予想通りそんなに汚れて無かったです。
まぁ今まで普通に使えていたし、フィルター多少汚れてもそこそこ冷えますしね。
次いきましょう!
運転モード等、設定変更してみる
続いては運転モードの変更。
ウチは基本「冷房:27℃」設定なんですが、思い切って16℃設定の風量MAXに。
その状態で1時間ほど放置。
26畳用のハイパワーエアコンがフルパワー運転!
これはさすがに冷えるでしょう!
1時間後の結果は、
・室内湿度60%
・外気温34℃
ぜんぜん冷えてねぇ・・・
この時点で「①使い方がマズイ」という要因は無くなりました。
いくら何でも、16℃設定の風量MAXで冷えないのは明らかにおかしいですからね。
ちなみに、以下のポイントチェックで「③電気的故障」も可能性が低いと判断。
【ワンポイント】
ウチのエアコンはリモコンの「お知らせボタン」を押すと
・室温
・室内湿度
・外気温
を表示する機能が付いています。
これはなかなか分かりやすい!
確認しやすくてGoodですね!
リモコンで表示された値と、部屋に置いている他の温湿度計の値がほぼ一緒だったので、センサー類の故障(電気的故障)ではなさそうな事も分かりました。
ここまで確認したことで、
「①使い方がマズイ」は違う
「②機械的故障」が怪しい
「③電気的故障」は多分違う
こんな予想ができますね。
ではもうチョイ調査していきましょう。
リモコンでの故障診断
パナソニックの2013年以降のエアコンは、「冷房チェック運転」なるものが搭載されています。
チェック運転をやると、異常がないか、エアコン自身が自己診断してくれます。
そんな機能あったんか・・・
やり方は簡単で、リモコンの「本体リセットボタンを長押しする」だけ!
チェック運転が終わると結果がブザー音でお知らせされます。
チェック運転は15分ぐらいかかるので、ブザー音を聞き逃さないよう近くで静かに待機しておきましょう!
「ピッピッピッピッピッ」というビープ音5回・・・冷媒ガス不足
「ピ-ピ-ピ-」というビープ音3回・・・エアフィルター目詰まり
今回うちは前者のほう、ビープ音5回(冷媒ガス不足)でした。
手っ取り早く、フィルター見たり温度下げたりする前に、このチェック運転やってみても良かったかも。
あくまで自分で目視・体感点検したい場合は、僕がやったような順番でチェックするといいと思います。
動作音を確認
ここまでのチェックで「②機械的故障」、具体的に言えば「冷媒のガス漏れ」であることはほぼ確定しました。
最後にダメ押し、この現象が見られたらもうほぼ100%ガス漏れと言っていい点を紹介します!
それはズバリ!
「シュー音」がうるさくないか?
・エアコンを動かしているときに、動作音がうるさい。
・今までより明らかに音が大きくなった。
・テレビなどの音が聞こえにくくなるぐらい大きい。
この現象が見られたら、もうほぼガス漏れで間違いないでしょう。
体感や感覚による部分もありますが、チェックしてみて下さい。
気になる修理費用は?
冷媒回路ユニット(室内機)をごっそり交換した今回の改修。
気になる修理費用はというと・・・
無料
でした!
メーカー保証って普通1年ですよね。
ウチはもう3年弱使ってるんでアウトかなーと思って保証書見たら・・・
冷媒回路は5年って書いてました!
ナイスッ!
ちなみに今回の作業、保証範囲外になってしまうと8~9万円かかる作業とのこと。
もし実費払うと想像すると・・・エグイっすね・・・
【ワンポイント】
エアコンの修理において、「冷媒ガス」の保証範囲はすこし注意が必要なんで補足です。
今回、修理依頼の件でメーカーのサポートと延長保証会社の両方に電話してみたんですが。
そこで両社とも申していたのが。
「冷媒ガスは消耗品扱いなので、保証対象外の可能性が高い」
という事でした。
結果的に本体の冷媒ユニットの故障で「保証対象」になりましたが、壊れ方によっては「メーカー保証」も「延長保証」も使えず高額出費となる可能性もあることは視野に入れておいた方がいいでしょう。
今回作業に来てくれたサービスマンに聞いたところ、一般的には以下の認識とのことでした。
外部配管なら施工の範囲なので有償(保証範囲外)
本体(室内機・室外機)の場合は無償(保障範囲)
「ガス漏れの場所」と「壊れ方」、「壊れる時期(使用期間)」などによっても保証が効くかどうかは変わりますが、基本的には上記の扱いになることを頭に入れておくと良いでしょう。
ちなみに、「冷媒回路ユニット」は基本的に修理ができません。
壊れた際はユニット丸ごと交換になるので、割と高額な出費となることは確実。
10年の延長保証入っても1万円程度なので、延長保証はコスパの良い選択だと思います。
サービスマンの方いわく、延長保証に入っていれば今回のような「本体」の故障は保証されるでしょうとのことでした。
契約内容にもよるでしょうが、6年目以降も高額出費の可能性に対処する意味でも延長保証、アリだと思います。
1万円で10年間の故障に備えられる。
1回壊れるとまぁまぁ高いので、入っておいて損はないでしょう。
ウチはもう十分回収させていただきました(笑)
全館空調・エリア空調の致命的欠点
最後に、今回の一番の気付き・学びをシェアして終わりたいと思います。
今回のエアコンが冷えなくなる故障。
壊れてメーカーに連絡してからのスケジュール感は以下の通りでした。
・調査が1週間後
・修理がさらに1週間後
・完全復旧までトータル2週間
その間、外は猛暑。
家の中は灼熱・・・まではいかないですが地味に暑くて不快でした。
我が家は1階の全てをエアコン1台でエリア空調しています。
そして今回故障したのは、まさしくそのエアコン。
いやー、正直そこまで考えが至ってませんでしたー。
エアコン、そうそう壊れないだろうwって思ってましたよ。。。
エアコンが壊れるのって大体夏か冬ですよね。
そんな時に、冷暖房が使えなくなった状態で最低2週間とか待たされる。
これはもう地獄ですよ・・・
『壊れた時、バックアップが無いので詰む』
この事実はしっかり認識しておいた方がいいと思いました。
僕は実際に体感してみてその脆弱性を思い知らされました。
特に、全館空調に頼っている家庭だと、”家全体”の空調が効かなくなります。
想像しただけでヤバいっスね。
そうそう故障する機械でもないとは思いますが、「正常時の快適性」ばかりに目を向けるのではなく、「異常時のストレス性」も意識しておいた方が後悔が減るんじゃないかなーと思います。
まとめ
今回は「パナのエアコンが冷えない!」と題しまして、我が家で使っているパナソニックのエアコン(エオリア)の故障レポートをお伝えしてきました。
最後に改めて要点を整理しておきましょう。
・エアコンが急に冷えなくなったら、冷媒ガスのガス漏れが怪しい
・エアコントラブルは「使い方がマズイ」か「機械的故障」か「電気的故障」
・メーカー保証は本体1年だが冷媒回路は5年
・本体故障によるガス漏れだったので保証範囲内で修理費用は無料だった
・本体ほぼ交換だったので、カビた吹き出し口部分も含めて新品になった!
・10年延長保証に入っているので、6年目以降も同様の「本体故障」であれば保証されるだろう。安心!
・全館空調やエリア空調など、1台の機器に頼ると故障したときに詰む。
とまぁ、夏にエアコンが効かなくなるという切ない事件でしたが、なかなかに多くの学びがありました。
特に、1台の設備に頼る思想はホント危険だと感じました。
そりゃあ、1台しかない設備が壊れたら困るのは当然ですよね。
ちょっと考えれば分かる事ではあるんですが。
壊れた時の実際のストレス値は、”リアルに体験”してこそ語れるものがあります!
ほんっとキツかった・・・
食洗機や洗濯機などは、さすがに2台置けない設備ですがエアコンは違います。
個別エアコンならメインとバックアップをうまく組み合わせた設備プランが組めますよね。
ウチも折を見て1階にもう一台エアコンを設置しようかなーと思います。
この学びが誰かの役に立てばうれしく思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
色んな方のリアルな体験談が読めておもしろいので、ぜひ覗いてみてください。