夢のマイホーム。
一生に一度の大きな買い物!
失敗したくない!
ぜっっっっったいに失敗したくないっ!!
だからよ、いい営業マンと出会いたいんだよ。
営業マンさえ当たりなら、家づくりもう成功っしょ!!
分かります!
その気持ち、めっちゃ分かります!!
でも!
「いい営業マンに出会えさえすれば家づくりは成功する!」
この考えは危険かもしれません。
という訳で今回は、いい営業マンに出会えさえすれば家づくりが成功すると思っているあなたに向けて、
「そんな単純な世界じゃない。大切なことは他にもあるよ。」
というテーマで書いていきたいと思います。
・実際に「いい営業マン」と出会い。
・ある程度「満足のいく家づくり」を成功させ。
・そしてその「いい営業マン」を数人に紹介した実績のある。
そんな僕が語る「いい家づくり」を実現するためのポイント。
今回の記事を読んで頂ければ、
「家づくりは何より営業マンだよね!」
「いい営業マンに出会えさえすれば心配ないよね!」
こういう考えに依存することの危険性と、家づくりにおいてそれよりも大切なポイントとマインドをお伝えすることが出来るんじゃないかと思います。
家づくりは「営業マン」だけじゃない!
それではいきましょう!
家づくりで大切なのは「いい営業マン」よりも「施主力」
まず始めに結論からお伝えしましょう。
家づくりで「いい営業マン」と出会えることはとても重要ですが、それ以上に大切なのは「施主力」、さらに分かりやすく言うと「人間力」であると僕は考えています。
施主力?
家づくりの知識や経験、センスなんかのことか??
確かにそれもあります。
でも、もっと大事なポイントがあるんです!
そのポイントとはズバリ、
・当事者意識だったり
・自ら動く姿勢だったり
・コミュニケーション能力だったり
といった人間的要素です。
どういう姿勢で家づくりに臨み、どう動いてどう振る舞うか。
こういったマインド面が何より大事なんです。
ちょっと待てお前!
施主が賢くなるのは必須言うてたやんか?
断熱性能とか、パッシブデザインとか、そういう知識武装も大事ちゃうの?
確かにその通り。
知識やセンスを磨くのももちろん大切です。
施主側が詳しくなることが、失敗しない家づくりのための何よりのリスクヘッジになりますし、後悔する可能性も低くなるでしょう。
でも今回お伝えしたいポイントは、もっと根本的な部分。
要約すると以下の3点です。
・素人が付け焼き刃で得られる知識や経験には限界がある。
・それならば、家づくり業界で働くたくさんのプロの力を借りて大きなチカラにする能力を磨こう。
・家づくりに関わるチームメンバーのチカラを、最大限発揮して頂ける施主になる!
これこそが、 施主がまず目指すべき理想的なカタチなんじゃないかなーと思います。
つまり、
「お金を払って一方的にサービスを受けるお客様として」
ではなく、
「一緒にいい家を作り上げるチームのプロジェクトリーダーだワイは!」
といった考えや姿勢が何より重要だと思うんです。
今回伝えたい要点を一言で言うと、
『施主力』=『人間力』
コレが何より大事なんす!
・いい営業マンに出会うのも大事だが
・本当に大事なのは施主力(人間力)
これをまずは覚えておいて頂ければと思います。
それでは、具体的な例を交えながら、1つずつ深掘りしていきましょう。
生意気なヤツのために本気出してくれる人はそうそう居ない。
まず初めにこちらを見ていきましょう。
家づくりでも仕事でも何でもそうですが、
『生意気なヤツのために本気出してくれる人はそうそう居ない』
こう心得ておきましょう。
施主力を高めようと勉強を始めてみると、結構色んな情報や体験談が飛び込んでくるようになります。
今はSNSやYouTubeで山のように情報が出回っていますよね。
こういったメディアを活用して情報収集されている方、けっこう多いんじゃないでしょうか?
これはコレでめちゃくちゃ良いことだと思うんですが。
なかには、
そこまでこだわらなくても・・・
ちょっと過剰なんじゃね・・・??
っていう感じの知識や情報もあったりします。
・ひとつの意見として参考にする。
・その他の情報も網羅的に見て、重要度や関係性を理解する。
こういったことが出来ればいいんですが、なかにはWebやSNSで見聞きした情報を盲目的に信じ込んでしまうケースもあります。
そして、
『中途半端に知識をつけた素人施主は、しばしば生意気になります(笑)』
実例を一つ。
ある日営業マンとの会話で、
部屋が結露しないか証明して欲しいんですよね。
透湿抵抗値の計算資料だしてくれません?
こんな事をいう施主、どうでしょうか?
まぁまぁ生意気ですね・・・
完全にむかしの僕です・・・(笑)
・厳しくチェックしたり、こまめに報告を要求してくる施主。
・上から目線で指示したり、小さいミスがあった時に必要以上に詰めてくる施主。
・中途半端に覚えた専門用語を気にして、別にやらなくてもいい仕事をふっかけてくる施主。
表面上は笑顔で対応していても。
あぁー!!
この客、メンドくっせぇぇぇぇぇ!!!
ってなりそうじゃないですか?
なので「施主力」=「人間力」を高めて、
この人と一緒に家づくりするの楽しいっス!
この人のためなら頑張りたいっス!
そう思って頂けるような施主を目指しましょう!
いい営業マンの数は、そもそもそんなに多くない!?
続いてはこちら。
『いい営業マンって、そもそもそんなにたくさんいないぞ!』
問題があります。
あたり前のことですが、家づくりをやる人みんなが「いい営業マン」に当たるわけではありません。
・そもそもあなたの住んでいるエリアではいい営業マンがいないかもしれません。
・いても、あなたが建てたいメーカーにはいないかもしれません。
はっきりしたデータが無いので僕の実体験に基づく体感にはなりますが。
6年間にわたり19社のハウスメーカーの人たちとやり取りしてきた肌感覚的には。
全体の1割:絶対に一緒に家づくりしたくないタイプの営業マン
1~2割:全てにおいて信頼して託せそう!いい営業マン
7~8割:可もなく不可もなく、普通の営業マン
といった印象でした。
てことはですよ。
多くの人が「普通の営業マン」と一緒に家づくりをすることになるんです。
少しでもハズレを引かないように、営業マンのマッチングサービスを利用したり、SNSなどで信用できる人を探すのも一つの手段ではありますが、
いい営業マンってそもそも数が圧倒的に少ないんです。
なので、
『どこまでいっても、多少の運要素は無くならない』
『基本的に普通の営業マンと家づくりをすることになる』
こういった現実は知っておいた方がいいんじゃないかと思います。
そして、
僕自身、自分が一緒に家づくりをした「信頼できるいい営業マン」を何人かに紹介しましたが、中には契約にまで至らなかったケースもあります。
つまり
紹介だから安心!
ではないケースもあるという事も知っておいてほしいんです。
この原因は
「施主と営業マンの相性問題」
にあると思っています。
続いてはこの点について詳しくみていきましょう。
誰かにとっての「いい営業マン」が、あなたにとっての「いい営業マン」とは限らない
僕のことを担当してくれた営業マンは、とても頼りになるナイスガイでした。
・何度でも粘り強く要望を聞いてくれました
・間取りや設備の変更など、納得するまで何度でも付き合ってくれました
・社内への条件交渉では、施主側の立場に立ってものすごく頑張ってくれました
・それでいて話していてウマの合う、何でも気さくに相談できるような間柄でした
そんな「僕にとって」最高だった営業マン。
当然、身近で家づくりをやっている人にも何人か紹介しましが。
全員がうまくいったわけではなかったんですね。
なんでだろ?
確かにいい営業マン紹介したのにな・・・
この実績から得られるデータに一つの心理があると僕は思っていて。
それが、
誰かにとっての「いい営業マン」が、あなたにとっての「いい営業マン」とは限らない
という事なんじゃないかと思うんです。
この世の中には本当に色んな人がいますよね。
そして、人の数だけキャラクターがあり、合う人、合わない人がいます。
「家づくりスキル」という観点からどんなに優れている営業マンでも。
「社内での実績やステータス」という観点から優れている営業マンでも。
「ウマが合わない」という問題が1つあるだけで家づくりはうまくいかない可能性が高い。
こういったケースも十分にあるんじゃないでしょうか?
話しにくい人、絡みにくい人と一緒に走り抜けることが出来るほど、家づくりは甘くないんス!
こんな感じで、家づくりにおける営業マンとの相性は決して「スキル」だけでは測れません。
人間ですから、合う人もいれば合わない人もいます。
・能力の高いウマの合わない人か。
・能力そこそこでもウマの合う人か。
このどちらが家づくりにおいてより良い結果となるのか。
よりパフォーマンスを発揮できるチームになれるのか。
正解は正直分かりませんが、僕は多少能力が低くてもウマの合う営業マンと家づくりしたいなぁと思います。
このように、
自分にとってのいい営業マンが、彼にとってもいい営業マンとは限らない。
この事実はしっかりと認識しておいた方がいいんじゃないかと思います。
家づくりは「営業マン」だけじゃない!
実づくりは、実に多くの人が絡む一大プロジェクトです。
・間取りは設計担当
・内装はインテリアコーディネーター
・施工は現場監督や大工さん
などなど
マイホームの「質」を決めるキーマンは、家づくりのそれぞれの段階において違います。
そしてこれら全てがうまくかみ合ってはじめて、後悔の少ない「いい家づくりができたなぁ」と思えるようになります。
どこか1か所でも大きくマイナスがあると、全体の満足度は超下がります。
それが家づくり。
当然、営業マンの影響力が大きいことは言うまでもないです。
いいチームにまとめ上げるためのリーダー的存在として、営業マンの質の高さは家づくりに大きく影響します。
でも上記のように、営業マンが家づくりの全てではありません。
イメージ的には、
アナタと営業マン。
2人合わせてプロジェクトを進めるリーダーになる。
どちらかというと、あなたが一番の責任者で、営業マンはその右腕。
一番頼れるサポーターとして捉える。
このぐらいに考えていた方が家づくりはうまくいくと思います。
そういう意味でも、能力が優れているに越したことはありませんが、何より話していてウマが合う。
そんな営業マンと一緒に家づくりをしたいものですね。
まとめ
今回は、「いい営業マンに出会えれば家づくりは成功する!は危険!?」と題しまして、家づくりにおいてもっと大切なポイントとマインドについて解説してきました。
最後に、改めて要点を整理しておきましょう。
家づくりで「いい営業マン」と出会えることはとても重要ですが、それ以上に大切なのは「施主力」、さらに分かりやすく言うと「人間力」でしたね。
人間力とはすなわち、
・当事者意識だったり
・自ら動く姿勢だったり
・コミュニケーション能力だったり
といった人間的要素です。
生意気なヤツのために本気出してくれる人はそうそう居いません。
そして、いい営業マンの数はそもそもそんなに多くないうえに、誰かにとっての「いい営業マン」が、あなたにとっての「いい営業マン」とは限りません。
極めつけは、家づくりは営業マンだけで決まるのではなく、数々のプロたちのチカラを集結して初めて成功します。
これらを踏まえても。
いい営業マンに当たればいい家づくりができる(可能性が高くなる)。
これも確かに真理です。
でも!
・営業マン選びさえ失敗しなければいい。
・全て丸投げで任せてしまえば安心。
こんな他力本願な姿勢では、何かトラブルがあった時、あなたはとにかく他人を攻める結果になってしまうでしょう。
そこには、絶対に忘れてはいけない、前提条件があります。
家づくりプロジェクトの主役は、アンタやで!!
なので、
「お金を払って一方的にサービスを受けるお客様として」
ではなく、
「一緒にいい家を作り上げるチームのプロジェクトリーダーだワイは!」
こういう姿勢で臨むことが何より大事!
『施主力』=『人間力』を磨いて、関わってくれるメンバーの人たちが、あなたのために最大限チカラを発揮したいと思えるような施主になる。
この姿勢とマインドが大切なんじゃないでしょうか。
営業マンは、家づくりのプロジェクトリーダーではなく、プロジェクトリーダーであるあなたの最大のサポーターです。
実績や知識、能力ももちろん大事ですが、
・話していてウマが合う
・一緒に家づくりしていて楽しい
こういった観点で営業マンを見てみるのも大切なんじゃないでしょうか?
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
色んな方のリアルな体験談が読めておもしろいので、ぜひ覗いてみてください。