世の中にはちょっと調べてみるだけで 「家づくり 失敗」とか 「家づくり 後悔」とかって情報がわんさか出てきますよね。
あなたもネットで家づくりについて調べているという事は、「家づくりで失敗したくないなぁ」と思っているハズです。
でも、事例がありすぎてよくわからない。
色んな人の体験談がありすぎ・・・
結局どうすれば良いのかよく分からん!!
最後は何となく直感で決めちゃってる!
なんて事になっていないですか?
今回お伝えする家づくりを失敗しないためのポイントはたったの2つです。
個人の体験談や失敗事例などミクロ視点の細かいノウハウを調べる前に、まずはマクロ的な視点で全体の重要なポイントを押さえておきましょう。
細かいノウハウを学ぶのはその後でも十分です。
この2つさえ押さえておけば、”大きな失敗をして耐え難いほどの後悔を残す”ことだけは回避できるハズです。
逆に言えばそれ以外の失敗なんて、最悪あとからでもちょっと時間とお金をかければ何とかなるレベルの話しだと思います。
という訳で今回は「絶対に押さえておきたい!本気で時間と労力をつぎ込むべき2つのポイント」をお伝えしていきたいと思います。
それでは早速いきましょう!
家づくりで失敗しないために絶対押さえておきたいポイントは・・・
家づくりで立ち直れないほどの失敗をしてしまうポイント。
その重要なポイントは以下の2つです。
・間取り
このどちらか、もしくは両方で失敗してしまうと立ち直れないほどのダメージを受けます。
なぜなら金額がズバ抜けてデカイから。
例えば家づくりの予算が3500万円だとして、どのぐらいの割合を土地と間取り(家本体)が占めているかというと。。。
・土地が1000万円(全体の約30%)
・間取り(家本体)が2000万円(全体の約60%)
地域やハウスメーカーによっても全然変わってくるとは思うので数字自体は参考程度にして欲しいんですが。
“家づくりにかける予算の多くをこの2つが占めている”
“金額が大きいのでこの2つで失敗すると家づくりの選択肢が一気に狭まる”
この事実を認識しておいて欲しいんです。
それではここから先は具体的に「失敗するとどうなるのか」、「失敗しないためにはどうすればいいのか」についてみていきたいと思います。
土地選びで失敗すると・・・
家づくりを考え始めた時、最初に思い浮かべるのは”どこに建てようか”という事だと思います。
すでに土地を持っていたり、実家の土地を譲ってもらえる人以外は分譲地などを購入することになりますよね。
住宅展示場に行ってもまずは土地が決まっているかどうか聞かれますし、決まってなければ土地を探してみましょうか?と提案されることでしょう。
で、調べだすと分かるんですが土地って本当にピンキリ。
立地が変われば同じぐらいの広さでも100万円や200万円は余裕で違ってきます。
なので土地選びを失敗すると(不必要に高い土地を選んでしまうと)自分の望む間取りの家を建てる事が難しくなります。
家づくりの予算は有限です。
2坪といえば4畳ぐらいなので、小さめの和室とか、書斎とか、ウォークインクローゼットなどを一部屋諦めることになります。
また予算が限られると間取りだけではなくオプションの選択肢も狭まります。
・フローリングを無垢に変えたいけどお金がないとか。
・キッチンをグレードアップしたいけどお金がないとか。
そんなん嫌ですよね?
土地選びは家づくりのスタートラインでもあるので、ここで予算を無駄に食いつぶしてしまうとその後の選択肢が一気に狭まります。
選べない注文住宅なんて注文住宅じゃないですよね?
それならいっそ建て売り物件でもいいんじゃないかと思います。
土地は一度決めてしまうとそう簡単に変更できません。
売買に安くない手数料もかかりますし、慎重に決断して欲しいなぁと思うところです。
間取りで失敗すると・・・
いい感じの土地も見つかって間取りも大体決まってくるといよいよ契約ですが、契約する前にもう一度だけ真剣に考えてみて下さい。
”本当にその間取りで家を建てるって事でいいか?”
あとから間取りを変更するのは大変です。
契約後も多少の手直し期間はありますが、契約前ほど落ち着いて考える時間は無いですし、何より間取りが大きく変わると金額も変わります。
もしかしたら選んでいる土地で建てられない大きさになるかもしれませんし、家本体の金額が上がると予算オーバーになってしまうかもしれません。
また、資材の手配や正確な構造計算をやっちゃうタイミングになるとハウスメーカー側も大きな手戻り(損失)になります。
なのでタイミングが来れば「間取りはこれで決定です。今後は変更できませんよ!」と一筆書かされると思います。
間取りを決定した後もニッチや下がり天井などの造作や、設備を選んだりと色々決める事は山積みなので。
そんなタイミングで間取りを変更したくなって「あーやっぱりココこうしておけば良かったなー。」なんて思っても後の祭りです。
土地選びと間取り作成で失敗しないために
土地選びと間取り検討は密接に関わり合っています。
お金が有り余っている人は立地の良い大きめの土地を買って好きな間取りで家を建ててしまえば解決ですが、私たちはなかなかそうもいきません。
ここでは土地選びと間取りで失敗しないための具体的なノウハウをお伝えしましょう。
まずは分かりやすいように改めて要点を箇条書きで整理してみます。
・ほとんどのハウスメーカーがまず土地決めましょうと言う。
・土地代金で予算を圧迫しすぎるとその後の身動きが取れなくなる。
これはホントにツライ。
・ホントにその土地がいいのか?
同じエリアに条件が似通っていてもうちょっと安い土地は無いのか?
・その広さは必要か?
・希望する間取り(大きさ)の家を建てるのにミニマム最適な土地がGood!
余白が大きいと外構費用も高くなるので。
外構は最後の最後でガツンと効いてくる。
実は我が家がそうでした。マジで痛いですよ・・・
どうしても広い庭が欲しい!
そのための外構費用もしっかり準備しているねん!
こういう人以外は、住みたい間取りを建てることのできる”できるだけ小さい土地”を探しましょう。
そのためには、
土地を決める(契約する)タイミングまでに自分の住みたい理想の間取りを完成させましょう。
間取りが決まって家の大きさがある程度見えてくれば、必要な土地の大きさも見えてきます。
よく、土地を決めてから土地の制約に合わせて家を考えるかたもいますが、僕的にはそれって順番が逆じゃないかなーと思います。
本来あなたが住みたいと思う理想的な間取りがあって、その間取りで建てることのできる土地を探すほうが失敗は少ないんじゃないでしょうか?
具体的には以下の手順で進めていきます。
②間取りを作成→ブラッシュアップ
(見積もりも貰う)
③予算オーバーが明白なら土地を再考or間取りを縮小
(立地を優先するか、間取りを優先するかの究極の二択です。)
④理想的な間取り完成
⑤予算見ながら場合によってはさらに小さい(安い)土地を再考
⑥土地と間取りが固まったら契約!
この様に土地選びと間取り検討は密接に関わり合っています。
他の全てを犠牲にしてでも「その土地で住みたい!」という強い思いがあれば別ですが、不安材料があるまま勢いで契約しない様に気をつけましょう。
土地を再考したり間取りを何回も修正したりと、施主もハウスメーカーも負担はデカいですが、本当にここ重要なのでしっかり時間と労力をかけてほしいなぁと思います!
で!
土地と間取りの精度を同時進行で効率よく上げていくには複数メーカーで間取りを書いてもらいましょう。
1社だけだと情報が少なすぎます。
設計士にも個性があるので、自分の感性と合わない人にいくら間取りを書いてもらってもなかなか理想の間取りには近づきません。
絶対これだ!っていう間取りがあなたの中で決まっていればいいですが、多くの人は間取りに関して初心者ですよね。
出来るだけ多くのプロ目線で間取りを書いてもらい、プロならではの色々なアイデア・ノウハウを見聞きしてあなたに合った間取りに仕上げていった方が確実です!
色んな間取りを見ることでその精度は驚くほどの速さで上がっていくでしょう。
おいおい・・・
土地と間取りの検討でタダでさえ大変なのにさらに複数社とか・・・
萎えるわ・・・
という人にはこういったサービスがオススメ。
わざわざ住宅展示場に行くこと無く、webでの依頼で複数社から間取りや土地を提案してもらえるので、家づくり検討のスタートダッシュにもってこいのサービスです。
我が家の場合は契約するまでに合計4社から間取りをもらいました。
最終的にはよさそうな2社に絞ってさらに間取りをブラッシュアップしていきました。
契約までに書いてもらった間取りの数は
A社:4回
B社:8回
C社:6回
D社:3回
です。
最終的に間取りをもらったのは4社ですが、そこに至るまでには19社とコンタクトを取り話を聞いたり見学会に参加したりと本当に大変でした。
1社1社足を運んでやるのはめちゃくちゃ大変なので、こういったサービスをうまく活用して時短していきましょう!
間取りに関してめちゃくちゃ大事な事なので最後にもう一回言います。
本当に自分が納得するまで何回でも間取りを修正してもらいましょう。
よく2~3回間取りを直したら契約を打診してくる営業マンがいます。
当然です。出来るだけ早く契約してほしいですから。
でもちょっとでも納得できない部分があるなら絶対契約してはいけません。
営業マンの勢いに負けてはいけません!
1坪変われば金額にして50~100万円ぐらい変わってくるので、間取り検討の時点で予算が厳しいなら坪数減らして土地も小さくして費用を抑えておくのも有効です。
その後の設備や家具、外構などを超我慢してまでその間取りでいいのか。
逆に、間取りをちょっと我慢してその後の家づくりの選択肢を残して楽しむのか
いやいや、両方実現できるようなさらに最適な間取りにできないか?などトコトン検討しましょう!
契約後は契約前に比べてはるかに自由度が下がります。
ハウスメーカーに無理なお願いをするのも今のうち!
契約前にとことん詰めておきましょう!
我が家の場合は「納得するまで何回でも間取りを直してくださいね」と営業マンが言ってくれたのでとてもやり易かったです。
まとめ
今回は「家づくりで失敗しないために押さえておくべきたった2つのポイント」と題して、土地選びと間取り検討のノウハウをお伝えしてきました。
細かい部分、設備がどうとか、オプションがどうとか、収納がどうとかって、最悪後からでもちょっとお金はかかりますがなんとかなるもんです。
でも土地と間取りはどうしようもない。
あなたの家づくりを根底からひっくり返し、時間的、精神的、金銭的にも立ち直れないほどのダメージを残してしまいます。
土地と間取り。
この2つのポイントだけは特に気合いを入れて、納得するまで何度でも取り組んでほしいと思う部分です。
最後に、改めて土地選びと間取り検討のポイントを整理しておきましょう!
②間取りを作成→ブラッシュアップ
(見積もりも貰う)
③予算オーバーが明白なら土地を再考or間取りを縮小
(立地を優先するか、間取りを優先するかの究極の二択です。)
④理想的な間取り完成
⑤予算見ながら場合によってはさらに小さい(安い)土地を再考
⑥土地と間取りが固まったら契約!
一番最初の土地選びでいかにいい土地を見つけるか。
間取りのブラッシュアップをどこまで精度よく仕上げれるか。
がポイントになるでしょう。
間取りを精度よく仕上げるためには、自分たちの理想をうまくハウスメーカーに伝える、「伝えるための力」も重要です。
うまく伝わらなければ、いくら腕のいい設計士でもいい間取りを書く事は出来ません。
その伝える力を磨くためにも、また設計士や営業マンとの相性も少なからずあるので、この段階では複数社同時進行で進めることをおススメします。
これから家づくりを始める方は、まずはWebからお手軽に間取りや土地を提案してくれるこちらのサービスがおススメです!
1社1社個別に訪問して、特徴つかんで、希望伝えて、間取り書いてもらって・・・
なんてしていたら何か月もかかっちゃいますからね。
まずは手間をかけずにネットで資料請求して、ある程度ふるいにかけてから良さそうなメーカーに絞って足を運べばいいんです!
情報はあって困ることはありません。