注文住宅は、あなたの一生を左右するとても大きなお金が動きます。
家づくりをやるからには、なにがなんでも絶対に失敗したくないですよね?
今回は我が家の、家づくりでの失敗ポイントの紹介です。
・後悔のない家を建てたと自負していた我々
・失敗のない家づくりを完遂したとタカをくくっていた我々
新居に住み始めてもうすぐ3年ですが。
それは「新築マイホームに住む!」という高ぶった気持ちが見せる蜃気楼のようなまやかしであったと気付きました。
いや、普通にありましたね失敗w
という訳で今回は、我が家の家づくりにおける失敗談の記事です。
ついにこのテーマに触れる時がきてしまいました・・・
他人の失敗談は貴重です。
教科書的なノウハウ本から学ぶのもいいですが、「その人のリアルな体験」に基づいた、より実践的なノウハウからの学びは計り知れません。
もしあなたが家づくりで失敗したくないと思っているなら、少しでも多くの人のリアルな失敗談を見て、聞いておくのがいいでしょう。
今回の記事では我が家の失敗ポイントを、ほんのちょっとした些細なことまで出来る限りかき集めてみました。
住み始めてからちょっとでも「んっ?」と思ったものは全部書き出しています。
少し長くなりましたが、家づくりで失敗を回避するためにとても参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでいってもらえればと思います。
我が家の失敗ポイント20選!
それではいきましょう!
まず失敗の定義についてはっきりさせておく
皆さんお待ちかねの失敗ポイントを紹介する前に、まず「失敗とは何か」をハッキリさせておきましょう。
いやいや!そんなこといいから早く紹介しろよ!
と思わないでちょっとだけ聞いてください。
前提条件をしっかり確認しておかないと、伝わるものも伝わりにくくなっちゃいますからね。
今回僕たちが失敗ポイントを洗い出していった基準は以下の通り。
「十分な選択肢」がある状態で、「自分で」選んだにもかかわらず、
①べつに必要なかったもの
②過剰にお金をかけ過ぎたもの
③他の選択肢のほうが良かったかも?と思った事があるもの
④毎日の生活をするうえで、大小問わずストレスを感じた事があるもの
を失敗の要素と定義しました。
そして4つの要素のうち、1つ以上当てはまるものは「失敗」としました。
あと、今回失敗ポイントを20個も紹介しますが、後悔だらけの家づくりだったかというと、そうでもありません。
総合的に見て自分たちの家づくりにはとても満足しています。
点数でいうと90点!といったところですかね。
なんですが!!
やはり細かい部分を考え出すと「あ~ここは失敗だったかなー」と思うポイントはありました。
今回紹介する失敗ポイントは、そういった「全然余裕で許容範囲な小さい失敗」も多く含んでいます。
僕たちにとっては些細な失敗でも、ある人にとっては大きな失敗と思えるかもしれない。
なので「誰かにとっての有益情報」となることを目指して、厳しめに評価して少しでも多くのポイントを洗い出しました。
個人的に上記4つの失敗条件が全部ドンピシャで当てはまる、「やり直しがきかない本当の失敗」は第1位で紹介するものだけかなーと思っています。
さあ、あなたの目には僕たちの失敗はどう映るでしょうか。
この記事を読んだ人からのリアクションがとても楽しみな記事でもあります。
お待たせしました!
それでは我が家の失敗ポイント20選!
ランキング形式で発表していきたいと思います。
第20位(コンセントの位置)
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失敗度:★☆☆☆☆
ストレス度:★☆☆☆☆
導入費用:数千円/1か所(新築時にやっておけば)
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第20位はコンセントの位置についてです。
これはもう家づくりにおける失敗の「ど定番」ですよね!
僕も早い段階から意識して、とても気をつけていた部分でもあります。
なんですが、やはりいざ住んでみると不満がある部分が出てきました。
不満のある場所は以下の3つ。
【①ダイニングテーブルの足元付近にコンセントが欲しかった】
ダイニングテーブルの上側にはコンセントをつけたんですが、テーブルの下側にはつけませんでした。
我が家、冬になるとテーブルの足元に石油ファンヒーターを置きます。
はい、電源とるの困りますね。
冬の間だけではあるんですが、机の上のコンセントから電源をとっているのは地味にダサいです。
家電製品の電源コードはとにかくダサくなる要素なので、設置場所から最短距離でコンセントがあるのが理想ですね。
そもそもファンヒーターがダサい!というつっ込みは無しでお願いしますね(笑)
【②キッチンのコンセントの位置がちょっと微妙】
キッチンでミキサーなどの料理用家電を使うことを想定してコンセントをつけました。
なんですが、あれれれれ?
意外と使いません(笑)
毎朝スムージーを作るようなシャレオツ家庭の人は便利でしょうけど、我が家は基本、味噌汁とご飯!
ぶっちゃけコンセント無くても良かったというのが正直な感想です。
しかもシンクにちょっと近すぎました。
もう少しIHコンロ寄りに配置しても良かったかなーと思ってます。
普段はコンセントキャップ付けて放置。
一年間の使用回数は数回程度です。
【③書斎のエアコン用コンセントの位置】
個室として構えた書斎!
3畳の狭い部屋ですが、個別にエアコンをつけれるよう、コンセントをつけてもらいました。
ちょっとオイ(笑)
その位置よ・・・
電気屋さん、なぜに壁のセンターに配置してしまったんでしょう・・・
地味にダサいポイントですね。
【コンセント失敗の敗因】
かなり念入りに確認していたコンセントの位置ですが、それでも不満が残ってしまった。
その敗因はズバリ。
家じゅうのコンセントを使っている姿を、リアルに想像しきれていなかった・・・
僕の「妄想力不足」が原因です・・・
コンセントの位置に関しては、本当に何度も!何度も!何度も!念入りに確認しておくのが良いかと思います。
第19位(クローゼットと寝室のオプションクロス)
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失敗度:★☆☆☆☆
ストレス度:★☆☆☆☆
導入費用:約1.4万円
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第19位は1階のクローゼットと寝室のオプションクロス(壁紙)です。
まずは問題の壁紙部分を見て下さい。
だ・・・だっせぇ・・・
金額はそれほど高くないですが、
・あえてオプション選んでるのに
・デザイン(ストライプ)がダサいし
・オプションなので余分にお金がかかってるし
マジで必要なかったなと思ってます。
思い返せば当時、こう思っている自分がいました。
せっかくの注文住宅!
クロスも色々選び放題だし、ちょっとぐらいオプションのクロス選んだりして遊びたいなぁ。
ていうか、オプションクロス使わないとオシャレにならないんじゃ・・・
うん、完全に思い込みでしたね!
オプションのクロス使わなくても十分オシャレにできます。
むしろ、センスない奴が下手に柄もののクロスに手を出しちゃあいけませんでしたね。
第18位(寝室のカーテン)
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失敗度:★☆☆☆☆
ストレス度:★☆☆☆☆
導入費用:約2.6万円
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第18位は寝室のカーテンです。
コレが、いま一つダサい。
とりあえず写真見て下さい。
アップにするとこんな感じ。
ちょっと苔っぽく見えてなんだか嫌。
いたって普通サイズの引き違い窓なんですが、LDKの大きな掃き出し窓とかと一緒に勢い余ってオーダーカーテンで頼んじゃいました。
2.6万円もかけてこのチョイスは、なしでしょう(笑)
多少値段が上がっても、もっと高級感&重厚感のあるカーテンを選べばよかった・・・
カーテンを考えるのは家づくりの中でも割と終盤です。
当時は正直、家づくりで燃え尽きていて、判断力が下がっていた感が否めません。
家づくりは最後まで気を抜かずにやりたいところですね。
第17位(照明器具)
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失敗度:★☆☆☆☆
ストレス度:★☆☆☆☆
導入費用:-(導入していないので不明)
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第17位は照明です。
シンプルなデザインを心掛けた我が家。
照明もあまり冒険はしませんでした。
基本はダウンライトかシーリング。
ダウンライトだけでも結構オシャレになるので、まぁ不満という不満は無いんですが。
それでも和室とか、階段とか、書斎とかはもっと洒落た照明を選んでも良かったかなーとも思ってます。
ちなみに我が家でちょっとこだわって選んだ照明は以下の2か所。
【キッチンのペンダントライト】
【1階トイレのペンダントライト】
照明をあまりこだわれなかった要因として、
ZEH住宅なので照明の施主支給のハードルが異常に高かったのも原因の一つです。
もしZEH住宅を検討しているけど自分の好きな照明を買ってつけたい人は、事前によく確認しておきましょう!
第16位(階段に本棚)
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失敗度:★☆☆☆☆
ストレス度:★☆☆☆☆
導入費用:-(導入していないので不明)
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第16位は本棚についてです。
我が家、テレビ裏に巨大な本棚スペースはあるんですが、寝る前寝室に行くときの動線的にはちょっと微妙な位置なんですよね。
わざわざ取りに行って戻ってこないといけないので、地味にめんどくさい時があります。
いざ住んでみると、本棚が階段近辺にもあればうれしかったかなーとも思います。
普段の生活動線で通る場所に本棚があれば
・本も取り出しやすくなる
・自然と目に入るので本を手に取りやすくなる
・本を手に取る機会が増えると読書量も増える
・読書量が増えると知識が増す!(賢くなる!)
といったメリットが生まれます。
それほどストレス値が高いわけではないので些細な失敗ではありますが、後から本棚を追加しようとしても結構大変なので、間取り検討の際からしっかり組み込んでいきたいですね。
ちなみに階段室に本棚を設置すると
・地震の際階段に本が散らばって危険度が増す
・外壁側の壁は断熱材があるので、家自体を大きくしないと本棚は厳しい
という観点もあるので注意が必要です。
第15位(玄関のノイズ)
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失敗度:★☆☆☆☆
ストレス度:★☆☆☆☆
導入費用:数万円?(ニッチや飾り棚を作った場合)
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第15位は玄関のノイズについてです。
我が家はノイズレスな玄関をコンセプトにしています。
何もない玄関は視覚的ノイズが少なくてとてもスッキリするんですが。
正直もうちょっとノイズ(にならない程度のインテリアやニッチ)は作っても良かったかなーとも思っています。
今の状態はあまりにも何もなさ過ぎて、視線が定まらないんですよね(笑)
坪庭が完成すればそちらの存在感が増すはずなので、この問題は解決しそうな気もしています。
第14位(ドアの色)
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失敗度:★☆☆☆☆
ストレス度:★☆☆☆☆
導入費用:なし?(金額変わらず色々選べるはず?)
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第14位はドアの色についてです。
我が家は内装のドア色もシンプルです。
基本的に「うっすら木目の白」で統一しています。
唯一色を変えているのが書斎のドア。
家じゅうのドアというドアを全部変えるのはガチャガチャしてNGですけど、ポイントを絞ってもうちょっとだけ遊んでみても良かったかなーと思ってます。
第13位(外観がちょっと変)
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失敗度:★☆☆☆☆
ストレス度:★☆☆☆☆
導入費用:-
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第13位は家の外観(形)についてです。
我が家は家の中身、機能性の部分を最重要視して間取りを検討しました。
結果、こんな感じのちょっと変則的な間取りが出来上がりました。
普段よく目にするのはあくまで「家の中」。
大切なのは見た目よりも快適さや機能性!
家の中の住み心地が良いのでストレスもほとんどないんですが。
それでもたまに外に出て自分の家を眺めたとき。。。
あれ、何だろうこのハリボテ感。
ちょっと・・・ダサい・・・
と思うことがあります。
実際の見た目がコチラ。
家を真正面から見ると違和感ないんですけど、横から見るとハリボテ感すごいんです(笑)
でも大切なのは見た目より中身!
理想はどちらも完璧に仕上げたいところですが、やはりそれなりに家が大きくなったりお金もかかるもの。
まずは内面を重視して住みやすい家を考えるのが良いかと思います!(という庶民の負け惜しみ)
僕自身家づくりで、外観を追い求めていた時期がありました。そこで気づいた一つの心理をお伝えします。展示場や、ネットで画像検索すると出てくるようなモデルハウスなどは、どっしりとした重厚感があっておしゃれに見えますよね?
あれは家本体の大きさが「大きい」からこそ生み出せるバランス、見た目でもあります。
よくある一般家庭のサイズ感であの雰囲気を出すのは至難の業。
外観に関してはそこそこのサイズ感が無いと「映えない」という悲しい現実もあるので、展示場やモデルハウスさながらの外観を求めすぎると現実とのギャップに苦しむことになりますよ。
第12位(引っ越し)
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失敗度:★★☆☆☆
ストレス度:★☆☆☆☆
導入費用:2.4万円(冷蔵庫とテレビのみで)
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第12位は引っ越しについてです。
ちょっと変わりダネですね。引っ越し。
以前住んでいた家から新居へ引っ越すとき、普通なら引っ越し業者に頼む人が多いと思います。
でも我が家は大物家電のみ引っ越し業者に依頼し、あとは自分たちでやりました。
というのも、
・以前住んでいた家から新居まで車で20分程度と近かった
・トラックを持っており、割と大きめの荷物でも自分たちで運ぶことができた
引っ越し代もったいないし、自分たちで運びましょうか。
筋トレ筋トレー!
でも、冷蔵庫と買ったばっかの大型テレビは壊れたら嫌だな。
じゃあそれだけプロに頼みましょう!
この考えがいけなかった。。。
今思えば、中途半端に高かったですね。
いっそ引っ越しを全部任せて、色んな業者の相見積もり取ったらよかったと思います。
ちなみに冷蔵庫とテレビだけを運んでもらった金額は2.4万円です。
ほんと、地味に高い・・・
引っ越し金額の相場を知らなかったがために起きた失敗。
いっそ全部まとめて相見積もりやった方が金額は多少上がるでしょうが自分たちの手間が減って良かったと思います。
当時は家づくりを終えて疲れきっていたこともあるので、よく調べもせずあっさり決めちゃったのが敗因ですね。。。
第11位(窓のシャッター)
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失敗度:★★☆☆☆
ストレス度:★☆☆☆☆
導入費用:45万円(採用していた場合)
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第11位は窓のシャッターについてです。
我が家、窓にシャッターはつけませんでした。
シャッターがあることで防犯性能や遮熱・遮音性能がアップするだけでなく、なにより台風などの災害時の安心感もケタ違いにUPしますよね。
本音を言うと付けたかったんですが、見積もりでもらった金額が、45万円。。。
金額を見てソッコーで諦めましたね。
この金額、LDKの掃き出し窓2か所での金額です。
結構いい値段してますがその理由は、
・手動は超めんどくさいので電動タイプを選んでいたこと
・我が家の掃き出し窓はかなり大きいものを採用していること
あたりだと思います。
ここまでの金額を投入してまでつけるものではないと判断しましたが。
やはり台風時などは、あった方が良かったかなーと思うことがあります。
それでも高すぎなんですけどね・・・
まとめ
今回は「家づくりで失敗したポイント20選【前編】」と題しまして、僕たちが失敗したポイントの20位~11位を発表してきました。
いかがだったでしょうか?
まだまだ金額やストレス値も大したことなく、全然許容できる範囲のものばかりだったと思います。
こういった個人の失敗事例は、ミクロ視点の細かいノウハウです。
失敗の大小ありますが、最悪はあとでちょっとお金かければリカバリーできるものばかりです。
それでもまぁやらないですけど、お金勿体ないんで。
逆に、金銭的にも精神的にも大きくダメージを負ってしまうような、パンチ力のある失敗もあります。
今回紹介したようなミクロ視点の失敗は、人それぞれ共感できなかったり当てはまらないものもあったと思いますが、一生後悔するようなマクロ視点での失敗はどんな人も全員共通で納得できる内容になっていると思います。
失敗を「ミクロ目線」と「マクロ目線」でとらえ、両方押さえておきましょう!
まずはマクロ目線で基本を押さえ、続いてミクロ目線で少しでも多くの情報を仕入れておけば、あなたが家づくりを失敗しないための心強い武器になること間違いなしです!
併せて読んでみて頂ければと思います。
次回は10位~1位を発表します。
ランキング上位は金額もどんどん大きくなっていきます!
日常生活で感じるストレス値も上がっていくので、見ごたえがあること間違いなし!ですよ!?
それではまた、次回お会いしましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
色んな方のリアルな体験談が読めておもしろいので、ぜひ覗いてみてください。