照明の施主支給をあきらめた話。ZEH住宅の施主支給はハードルが高いぞ。。。

設備・家具のこと

注文住宅を建てるからには多かれ少なかれやると思います。

「施主支給」

自分で好みの商品を仕入れてきて、取り付けだけメーカーにやってもらうっていうアレです。

特に照明は施主支給している人が結構多いですよね。
・以前住んでいた家で使っていた照明をそのまま使いたい
・海外製の個性的な照明を取り付けたい
・ちょっとでも安く仕入れたい

などなど、施主支給したい理由は色々あると思います。

僕もちょっとでも安く仕上げるために照明を施主支給しようと考えていたんですが、結果的に照明については施主支給を断念しました。
そこには思っていたよりもはるかに高いハードルがあったんです!

今回は我が家で照明の施主支給をあきらめた話をご紹介しながら、そのポイントについて見ていきたいと思います。

キーワードは”ZEH住宅”と”出荷証明”。

それではいきましょう!

僕が最終的に照明の施主支給をあきらめた理由は以下の2点です。
・ZEH住宅のため出荷証明が必要だった
・あまり安くならなかった

ZEH住宅(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を建てると補助金がもらえます。
国をあげて普及を推し進めていることもあり、マイホームを検討する際にZEHの家を考えている方も多いでしょう。

ZEHの家は性能がいい設備を実装していることが求められているので、どんな設備がついているか、きちんと施工できているかなどをまとめて最後に報告しないといけない決まりになっています。

で、そのZEHの報告書に照明の”出荷証明”なるものが必要になるんです。
この出荷証明を手に入れることがなかなか困難で、最終的には割に合わないという事で断念しました。

もう一つは、照明を施主支給してもあまり安くならなかったという点。

我が家で施主支給しようとしていたのはシーリングライト×4つ。
施主支給することで14,182円安くなりそうでした。

でも施主支給の場合は金額重視で照明設備を選んでいたこともあり、デザインや性能も我慢したものになってしまいます。

自分で色々調べて、動いて、手間暇かけて、設備のグレードも落として。
14,182円ですよ!?

とん吉
とん吉

無いわ・・・

という事で断念しました。

我が家はメリットがあまりなかったですが、逆に照明を施主支給することでかなり安く仕上げることができるパターンもあるでしょう。
どんなケースがお得なのかについても、このあと考えてみたいと思います。

それでは順を追って説明していきましょう。

ZEH住宅には出荷証明が必要!?

ある日僕は言いました。

とん吉
とん吉

照明、施主支給したいねん!安くしたいねん!

するとハウスメーカーの人がこう言いました。

営業マン
営業マン

OK!

でもZEHの申請に出荷証明いるんで、もらっといてくださいねー!

ZEHの家を建てる場合、家を建てた後報告をしないと補助金がもらえません。
その報告書の提出書類として、照明設備の出荷証明を添付しないといけないんです。

ハウスメーカーの人もサラっと言っていたので、当初あまり深く考えずに、
「まぁ発行してくれるでしょ。」
ぐらいの感覚でいたんですが実際は全然違いました。

この出荷証明がなかなか曲者で。
対応してくれるお店がそもそもほとんどありませんでした。

まず初めにネットショップに何件か問い合わせてみました。
やはり安く買うならネットショップですよね!

が!!
ことごとく対応できないと門前払い。
この時点で”照明をネットで安く買う”選択肢は無くなりました。

試しに近所の大手家電量販店で聞いてみたところ。

とん吉
とん吉

あのぉ、ここでシーリング照明を買いたいんですが、出荷証明って発行して頂けるでしょうか?

・・・出荷証明、でございますか?少々お待ちください。

とん吉
とん吉

・・・うん?

待たされること数分。

申し訳ありませんが対応できかねます。

うん、門前払いでしたね(笑)

対応してくれた店員さんに食い下がって確認したところ
・今まで出荷証明なんて発行したことが無い。
・どんなものなのかもよく分からない。

とのことでした。

色々調べてみると、どうやらパナソニックなどの照明メーカーがハウスメーカーに製品を出荷する際に添付している書類とのこと。

つまり「業者 対 業者」の取引において出回っている書類、”業務用書類”なのかな、という事が見えてきました。
今回のように「業者(家電量販店) 対 個人」のケースだと、僕が確認した範囲では事例がなさそう。。。

これは困りました・・・

・出荷証明がないと補助金がもらえません!
・ZEHでもらえる予定の補助金は75万円です!!
・補助金がもらえないと我が家の資金計画は破綻です!!!

とはいえここで諦めるのもくやしかったので、どこか対応してくれる電気屋さんが無いか必死で探したところ、
1店舗だけ、近所で昔からやっている電気屋さんがこう言ってくれました。

店長
店長

うーん、書いたことは無いですけど、テンプレートとか用意してくれたら書きますよー。

なんていう対応!!

それから出荷証明の書き方をネットで調べて、使えそうなフォーマットをGETしてきて準備して・・・
とやっていたんですが最後の最後に重大な落とし穴があったんです!

そう!
僕は出荷証明のことばかり考えていて、一番大事なことを見落としていました。

施主支給してもあまり安くならなかった

数多の電気屋さんを巡ってようやく出荷証明を書いてくれる店舗を発見した僕。
早速その電気屋さんで施主支給する照明を物色しました。

今回施主支給するのはシーリングライト×4個。
・1Fの和室
・2Fの寝室
・2Fの子供部屋×2

シーリングライトは調光・調色のものが良かったんですが、いかんせん選択肢がない。。。
そりゃそうだよね、店舗販売だもんね・・・

結果的にセール品等を組み合わせて4つそろえると41,980円になりました。
———————————-
・和室用:20,000円(調光・調色)
・寝室用:9,980円(調光・調色・セール品)
・子供部屋用:6,000円×2(調光のみ・セール品)

———————————-

対してハウスメーカーからパナソニック製のシーリングライトを買った場合はこちら。
———————————-
・和室用:29,500円(調光・調色)
・寝室用:23,000円(調光・調色)
・子供部屋用:19,500円×2(調光・調色)

———————————-
合計91,500円ですが、これはあくまで定価で、仕切りは71%とのこと。
なので91,500→70,162円(税込:当時8%)でした。

これだけ見ると70,162-41,980=28,182円と、3万円近く安くなると思うんですが、もう一つ落とし穴がありました。

それは、シーリングライトを取り付ける”ひっかけローゼット”の工事費として3,500円/1か所必要になるという事。

施主支給の場合オプション工事費として3,500円×4か所=14,000円追加でかかってしまいます。
なので施主支給した場合の価格は41,980+14,000=55,980円。

70,162-55,980=14,182円。

施主支給することで14,182円安くなる結果となりました。
金額だけ見れば確かに安い。
のは間違いないんですが、以下の点が不満でした。

・パナソニックの和室用ライトは木目調でちょっとおしゃれ
・施主支給のライトは普通のデザイン、ダサくはないけどおしゃれじゃない。
・施主支給のライトは3つが展示セール品。
店頭で展示している間はつけっぱなしだったので消耗している。
・子供部屋用のライトが調光のみ。

とん吉
とん吉

これだけ我慢して1万4千円程度しか安くならないのはちょっと納得いかんすな!

という訳で我が家では照明の施主支給を断念した次第であります。

照明の施主支給に向いているケース

我が家のケースではあまりメリットのなかった照明の施主支給。
でも世の中には照明を施主支給することで10万円安くなったぜー!なんて人もいますよね。

この違いは何なのか最後にまとめておきたいと思います。

ZEHの家じゃない
ZEHの家じゃなければ出荷証明なんてものは必要ありません。
ぶっちゃけ、今まで使っていた中古の照明でもOKなわけです。
もしあなたの家がZEHじゃないなら、ありとあらゆる手を使って安く仕上げちゃいましょう!

 

照明(シーリングライト)の数が多い
施主支給できる照明の数が多い場合も効果的です。
特にシーリングライトは施主支給の代名詞で、ハウスメーカー経由で買うより1か所あたり数千円~1万円ぐらいは安く仕入れることができるでしょう。
家全体でシーリングライトが10か所あれば数万~10万円ぐらいは安くなるんじゃないでしょうか。

 

メーカーが超協力的
照明を施主支給しても、取り付けの労力は必ず発生します。
シーリングライトは素人でもワンタッチで取り付けできますが、ライトを取り付けるための引っ掛けローゼットは電気屋さんに配線してもらう必要があります。
この辺の作業工賃を格安でやってくれたり、シーリングライトに限らず、ペンダントライトやダウンライトなど色んな照明を支給させてくれる超協力的なメーカーなら施主支給もやりがいがあるでしょう!

まとめ

今回は我が家で照明の施主支給をあきらめた実話を通して、ZEH住宅での施主支給の難しさをお伝えしてきました。

最後に要点をまとめておきましょう。
・ZEH住宅には照明の出荷証明が必要
・出荷証明はなかなか手に入らない
・施主支給してもあまり安くならないケースもある
・ZEHじゃない、シーリング多い、メーカーが協力的だとやり易い

実はZEHの提出書類一覧の説明には「照明設備の出荷証明又は施工証明書又は納品書が添付されているか」との記載があるので、ゴリ押ししたら納品書等でもいけたかもしれません。
しかしながらZEH住宅での照明の施主支給には、通常の施主支給の「施工」という作業に加えて「申請・報告」という作業も絡んできます。

ZEHの申請に関わる設備を施主支給するという事は、それだけメーカーの負担も大きくなります。
普通に考えたらあまりやってほしくないと思いますよね。
Webで調べていると納品書では申請が通らなかったという情報も見受けられましたし、何よりこれぐらいの金額のことでメーカーとゴリゴリ交渉するのはやはり有意義ではないという事で施主支給をあきらめました。

とん吉
とん吉

当時は家づくりが終盤に差し掛かっていたこともあり、正直脳みそが疲れきっていてめんどくさかったのもありますけどね(笑)

何にせよ施主支給しても金額と製品仕様のメリットもあまりなかったので、この辺はサクッと決めた記憶があります。

同じようにZEHの家を建てようと考えられている方は、”照明”に関しては施主支給を考えない方が楽じゃないかと思います。

家づくりはその他にも考えることが山のようにあります。
全部に全力投球していたのでは絶対に息切れします。
より労力をかけるべき、費用対効果の高い所を見極めて取り組んでいきたいですね!

とん吉
とん吉

最後まで読んで頂きありがとうございます!!

色んな方のリアルな体験談が読めておもしろいので、ぜひ覗いてみてください。

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