さぁーやってまいりましたこのテーマ。
マイホームを考えるにあたって、誰もが一度は悩んだであろうこのテーマ。
実際、どっちがいいかは人それぞれ!というのが世間での無難な結論です。
が!!!!
今回ついにトモクラがこのテーマに斬り込んでいきたいと思います。
検討するからにはズバッと結論を出します!!
それがワタクシ。
どうもファイナンシャルプランナートモクラです。
一戸建てとマンションはどっちがいいのか。
とても難しい問題ですよね。
実際、僕もマイホームを建てるときに悩みました。
僕が一戸建て派、奥さんがマンション派だったんです。
確かに、どちらにもメリット・デメリットがあるので、一概にどちらがいい!とはなかなか言えない問題でもあります。
(一般的には都会ではマンションが、地方では一戸建てが好まれる傾向があるようです。)
様々な検討を重ねた結果、我が家では一戸建てを選択しました。
では、それぞれメリットとデメリットを比較していきましょう。
一戸建てのメリットとデメリット
- 間取りが自由
一戸建ては基本的に自由設計です。
自分の理想通りの大きさ、部屋の組み合わせ、好きな外観で設計が可能です。
これはもう何物にも代えがたいメリットですよね。
せっかくのマイホームですから、自分の建てたいように建てる!
これにつきます。 - 設備も自由
キッチン設備や水回りなど、自由度が高いのも魅力。
設備を自由にカスタマイズできるのは、決まったものが据え付けられているマンションでは味わえないメリット。 - 土地も自分の物(買った場合)
一般的に20年程度で家の価値はなくなると言われています。
一戸建ての場合、家の資産価値が無くなっても土地の価値が残ります。 - 庭が活用できる。
家庭菜園や外遊びなど、自由にできる範囲が広いです。
真横に自分の家があるので、疲れたらエアコンのきいた室内で休憩したり、シャワーを浴びたり、その手軽さは魅力。
屋外で周りを気にせず遊びたい!という方にはもってこいですね。 - 騒音やペットなど、あまり気を遣わない。
作りがしっかりしているとはいえマンションはやはり集団生活。
一戸建ての方が、近隣住民への騒音やペットのニオイなど、はるかに気を遣わなくて大丈夫です。
- メンテナンスなど、自己管理することが多い。
浄化槽の点検や建物のメンテナンスなど、設備関係の管理を自分でやらないといけない点はデメリットです。
マンションなら管理会社がほとんどやってくれるので、手間は少ないのが魅力ですね。 - セキュリティが弱い。
死角になる部分が多く、空き巣に狙われやすい傾向があります。
よく「新築したら空き巣に入られた」、という話を聞きますよね?
実際、僕の身近でも3人ほど被害にあった方がいます。
警備会社との契約や、防犯カメラの設置などに別途費用がかかるのは大きなデメリットでしょう。 - 外構費用がかかる。
外構をプロにお願いすると、決して安くはない金額がかかります。
特に、土地が広ければ広いほどその金額のインパクトはもの凄いです。
狭い土地の最低限の工事でも数十万とか、広い土地になれば普通に100万、200万単位でお金がかかります。
大きな土地を購入して、いざ外構の時に思わぬ出費となってびっくりする事もあるでしょう。
マンションのメリットとデメリット
- 立地が良い
何といってもこれ!駅近や商店街などに隣接しているケースが多く、徒歩圏内で生活が成立するメリットがあります。
若いうちは気にならないかもしれませんが、年を取ると特にありがたいと思うことでしょう。 - セキュリティが高い。
入り口と自宅玄関の2重ロックや、警備会社との契約が結ばれている点、防犯カメラなどが標準的についている物件がほとんど。
一戸建てではお金をかけて追加で用意するようなサービスが、標準的に付帯されている点は大きなメリットと言えるでしょう。 - サービスが充実
コンシェルジュや宅配ポスト、ジムや飲食店が入っているケースも。
個人の力では実現が難しい、設備やサービスを受けられる点は大きな魅力です。
- 修繕積立金や管理費などのランニングコストがかかる。
建物を住民全体からの出資金で管理するモデルのため、毎月安くない金銭負担が発生します。
ローンの支払いに毎月の負担金がさらにのしかかるので、余裕を見た資金計画が求められます。 - 建て替えや大規模修繕などが困難
マンションはマイホームとはいえ、共同住宅です。
同じ建物に多くの人が住んでいるため、修繕工事の規模も大きくなります。
また、修繕積立金に関するトラブルも多いよう。
一戸建てでは気軽に行えるような補修や修繕工事が、思うように実施できない可能性が高いです。 - 人気エリアは供給過剰で価格が割高。
都会では土地価格が高いため、所有する面積に対して価格がかなり割高な感があります。
また、全体的に日本の住宅市場は供給過剰。
今後老朽化が進んだ時、思うように売却したり賃貸に出すことが難しくなるでしょう。
結局どっちがいいのか?
ここまで、それぞれのメリット・デメリットを見てきました。
皆さんはどう感じられたでしょうか?
マンションも一戸建ても、それぞれいいところがありますよね!
真剣に考えれば考えるほど甲乙つけがたい問題です。
で、すごい無難にまとめようとすれば、
「やっぱり感じ方は人それぞれなんですね。」
とか
「みんなに当てはまる正解は無い!」
と言ってしまいたくなります。
そう言ってしまいたくなる気持ち、すごい分かります。
「決まった結論がない。」ということも、決して間違った答えではないと思います。
でも、僕も含め、皆さんが求めているのって、そういう事じゃないでしょう?
一戸建てにしろマンションにしろ、
「自分が選んだ方向性が間違ってないんだ!」っていう安心感。
これを得たいがためにこうやってインターネット上の情報を探しているのではないでしょうか?
もしくは、決断するための後押し材料が欲しくて色々調べているのではないでしょうか?
そんな時、「どっちでもいい」なんて書いている記事を見かけたら正直イラっとしますよね。
「結局どっちやねん!(笑)」「しっかり結論書きなさいよ!」と。
という訳で、前置きが長くなってしまいましたが結論です!
もちろん、断然一戸建てをおススメします!!
トモクラ的には、これからのマンション市場はお金の面で大きなリスクをはらんでいると見ています。
- 今後、日本の人口は減少傾向です。
- 供給過剰のマンション。
- 個性のない間取りと設備。
- 修繕や建て替えの自由度の低さ、難しさ。
- 割高な購入金額とランニングコストの高さ。
家を買う時に考えるべき「売却の容易性と価格」と「賃貸住宅としての価値」を見た時に、上記背景からどちらもが一戸建てに劣ってくると思うんです。
一戸建てであれば土地も建物もあなたの物です。
でもマンションは違います。
転売や賃貸のために何か付加価値をつけようとしても、マンションではやれることに限界があります。
大きなことをやろうとしても、規模が大きすぎて個人で何とかできるレベルじゃないんですね。
そもそもマンションは、人口が増え続けることを前提に、そのマンションに多くの人が住んでくれることを前提に組み立てられた仕組みで回っています。
住民の数が減れば、それだけ一戸あたりの負担は増えてしかるべきシステムなんです。
(まるで破綻寸前と言われている年金のシステムみたいですね・・・)
自分自身の裁量でどうにもできない物に大きなお金を投入するのは、あまり賢い選択とは言えません。
そういう意味でも、個人の経済規模の範囲内で、より自由度の高い一戸建てがオススメと言えます。
お役立ちコラム1
ここまで散々マンションをディスってしまいましたが・・・
それでも、どうしてもマンションが良いという人もいるでしょう。
そんな方におススメなのは、「好立地の中古マンション」です。
やはりマンションで一番気を付けるべきは立地!これに勝る武器はありません。
いい場所のいい中古物件をできるだけ安く買う。これがポイントです。
新築は絶対買ってはいけませんよ。
ホントに割高です。。。
お役立ちコラム2
最近はあまりないと思いますが、一戸建てでも気を付けておきたいポイントがあります。
それは、賃貸の土地に家を建てるということ。
実際、僕の友人の実家がこのケースだったんですが、ある時、急に土地の所有者から賃料の値上げか立ち退きを要求されてました。
結局、家を取り壊してその近くに新しく家を建ててましたが。。。
金銭的に余裕があればいいですが、取り壊すのにもお金がかかりますし、何より
せっかく建てたマイホームを他人の気まぐれで失うリスクをはらんでいます。
例えばですが、両親の持っている土地に家を建てるケースなど、いくら肉親とはいえ人の心はどう変わるか分かりません。
名義も自分名義に変更するなど、気を付けておきたいところです。
マンションの例もそうですが、結局は、自分の判断だけで好きにできないものに手を出すのは、あまり賢くはない、ってことですね。