家の外構を考える時、
・タイルデッキにしようかな
・それともウッドデッキにしようかな?
こう考えている人は後悔するかもしれませんよ。
「タイル」にしろ「ウッド」にしろ、何となくマイホームにはデッキあるものだと思ってないでしょうか?
僕も思ってました。マイホームと言えばデッキでしょう!って思ってました。
でも!
安易にデッキを作ると、いらぬ管理項目を増やしてストレスフルな生活を強いられる可能性があります。
という訳で今回は、
『マイホームにはタイルデッキやウッドデッキ、あるもんでしょ?』
こんな一般常識をぶっ壊していきたいと思います!
かなり大きめの木目調タイルデッキを、めっちゃお金かけて作った僕が紹介する後悔ポイント5選。
この記事を読んで頂ければ、一般的に「メンテナンスが楽」と言われているタイルデッキの真実が分かるようになっています。
実際に大きなタイルデッキを採用し、3年間住んでみた僕自身の体験、経験談を交えながら解説していきますよー。
この話を聞いてなお、タイルデッキが欲しいと思える場合は作っても大丈夫でしょう。
でも、ちょっとでも引っかかったポイントがある人は、もう一度デッキそのものの必要性について考えてみて頂ければと思います。
それではいきましょう!
タイルデッキをつくって割と後悔している我が家
まず初めに結論からお伝えしましょう。
僕たちがタイルデッキを選んで後悔している点。
それはズバリ以下の5つです。
・作るのにめっちゃお金かかる
・あまり使わない
・メンテナンス、意外と手間だぞ!?
・仕上がり品質にバラつきがある
・リフォームが超大変
我が家、わりと大きめのタイルデッキを作りました。
・リビングとダイニングを外でつなぐ大掛かりなタイルデッキ
・イタリア産の木目調ロングタイルを用いたオリジナルなタイルデッキ
・室内のフローリング床と高さを合わせてつながりを演出、ウチとソトの一体感を出したタイルデッキ
休日には窓開け放って、家の中と庭(タイルデッキ)を行ったり来たりして遊んだるねん!
こう思ってました。
でも実際に住んでみて、その考えが浅はかだったことに気付かされました。
うん、タイルデッキ、いらねぇ・・・
高いお金をかけて作ったにも関わらず、意外と使わない。
デッキじゃないといけない!という用途が無いんですよねー。
そのうえ。
・使用頻度が低いわりに手がかかる。
・汚れ、掃除、白華対策、メンテナンスに手間とお金がかかる。
・かけた金額とこれからメンテナンスに費やす時間・労力・お金を考えると、それほどのメリットは到底ない。
それがタイルデッキでした。
それでは、デメリット5選について、1つずつ詳しく見ていきましょう。
タイルデッキ、作るのにめっちゃお金かかる
まずは一つ目のデメリット。
金銭的な問題です。
タイルデッキ高いよね、純粋に・・・
細かい金額はまた別の記事で紹介したいと思いますが。
『約50万円』
かかってます。
50万って、大金です。
・ミーレの食洗機が余裕で買えちゃいます!
・ドラム式洗濯機だって余裕で買えちゃいます!
ウチで使っている家事楽のための家電5選。これ全部買っても50万ぐらいじゃないですかねー。
家電や設備にお金かけると、毎日の生活が圧倒的に便利でラクになりますが、
タイルデッキにお金かけても大して生活の質は上がりません。
使い勝手の割に高額なタイルデッキ。
支払った金額に対するリターンが少ないんです。
ちょっとお金かけ過ぎました・・・
正直、コスパの悪いお金の使い方だったなーと思います。
タイルデッキ、あまり使わない
2つめのデメリットは使用用途について。
タイルデッキ、そもそもあまり使いませんね。。。
ウチのタイルデッキはLDKに隣接しています。
大きな掃き出し窓を2つとも開ければ、広々アウターリビングとして使えるかも!?
休日は庭を眺めながらデッキでコーヒー飲んだるねん!
こう思ってましたが実際住んでみると、現実は残酷でした。
うん、タイルデッキ(アウターリビング)、いらねぇ・・・
せっかくリビングと床の高さを合わせたこだわりのタイルデッキ作ったのに。
・コーヒー飲むのはリビングで十分。
・外遊びもタイルデッキではなく庭で十分。
これが悲しい現実よ・・・
50万もかけて作ったのに・・・
今では庭で遊ぶときの腰掛けベンチとして役に立ってる程度です。
こうなったのには2つ理由があって。
タイルデッキは「外」なのでそこそこ汚れます。
パッと見はキレイに見えても、汚れます。
いや、普通に汚いよ、タイルデッキ。
スリッパや裸足でタイルデッキを歩くと足汚れます。
汚れた足でリビング歩くとリビングの床汚れます。
コイツぁ鬼ストレス・・・
いや、普通に外用のサンダル使えばいいじゃん。
これ、僕も思ってましたが。。。
・そもそもスリッパ⇔サンダルを履き替えるのメンドクサイ
・サンダル置き場に困る
・外に置いたらサンダルが汚れる
・中に置いたら部屋が汚れる
こんな感じで問題は山積みです。
タイルデッキをリビングの延長として使うのがコレほどメンドクサイとは・・・
もう一つの理由は、「庭」があるということ。
ウチは庭が結構広いので、外でやりたい大抵のことは「庭」で出来ます。
・プールしたり
・お茶したり
・BBQしたり
いやもうホント、タイルデッキじゃないと出来ないことが無い・・・
こんな感じで高いお金かけて作った割には、あまり有意義に活用できてない。
活用しようとしてもストレス値が高い。
それがタイルデッキでした。
メンテナンス、意外と手間だぞ!?
次はコチラの理由。
「メンテナンス」です。
一般的に、タイルデッキはメンテナンスが楽だと言われていますよね?
誰だそんなこと言ってるやつ!ちょっとこっち来いやぁ!!
イヤ普通に結構大変っすよ!
タイルの表面って、意外と汚れます。
・雨による土汚れ
・黒ずみ
・白華(エフロ)
などなど。
こんな感じで放っておくとまぁまぁ汚れます。
新築時と比べてみましょう。
機能的にはさほど問題はないので。
見た目を気にしないなら放置でもOKです。
ですが、
キレイに保つためにはそれなりに掃除してやる必要があります。
黒ずみや白華はブラシでこすった程度では落ちないので、結構な重労働っスよ・・・
選ぶタイルの色や、水だれしにくいように工夫して作ればだいぶマシになったかもしれませんがウチはもう時すでに遅し・・・
このように、「キレイに保つためのメンテナンス」が割と必要。
それがタイルデッキです。
仕上がり品質にバラつきがある
続いてはコチラ。
「仕上がり品質の差」
です。
タイルデッキは、確かに構造上のメンテナンスが長期間不要です。
でもそれは、
”ていねいに施工された場合のみ!”
なんです。
雑に施工されたタイルデッキの寿命はめっちゃ短いです。
ウチのデッキ見てコレ。
仕上がってから3年でコレだよ・・・
30cm×120cmのかなり大きいタイルを選んだせいもあるかもしれませんが、
ところどころ浮いているような箇所があります。
ウチは外構でタイルの箇所が2か所あるんですが。
タイルデッキ:ハウスメーカー提携のタイル屋さん
庭のタイル:自分で頼んだ外構業者提携のタイル屋さん
と2種類のタイル業者に入ってもらいました。
明らかにウデに差がありましたね。。。
このように、仕上がり品質が職人のウデ次第。
これも大きなデメリットではないでしょうか?
タイルデッキはリフォームが超大変
最後はコレです。
タイルデッキって、半永久的にきれいなまま壊れないと思っている人もいるようですが、それは違います。
え?まじ?
先ほどの目地の浮きやコケが生えるのはまだかわいいほう。
コチラ、僕の実家(築30年)の玄関タイルなんですが
一見キレイに見えますが、全体的にところどころ手で簡単にはがせる状態になってます。
こうなるとかなり大掛かりな補修が必要になります。
剥がしてやり直すのも大変ですし、部分補修の場合は、直した部分だけ見た目が違って違和感が生まれます。
こんな感じで、「忘れた頃にデカいお金がかかる」。
それがタイルデッキです。
それでもタイルデッキ作りたい!そんなケースは?
ここまで読んでくださった方は、タイルデッキの使い勝手の悪さがお分かりいただけたかと思います。
それでも、どうしてもタイルデッキを作りたい!
タイルデッキは我が家の夢!諦めるなんてムリ!
こういう人のために、僕が思う「後悔しにくいタイルデッキの作り方」もお伝えして終わりにしたいと思います。
後悔しにくいタイルデッキの作り方、それはズバリ。
「タイルデッキ=庭」
にしてしまう事です。
どういう事か図で説明すると。
このように、敷地の端までタイルデッキを敷いて、「庭=タイルデッキ」としてしまいましょう。
我が家の敗因は、「庭」と「タイルデッキ」を分けたこと。
外で出来る大体のことは「庭」で完結するので、タイルデッキが”単なる通り道”に成り下がってしまったんです。
敷地に対して、チョンとつけた程度のタイルデッキは役に立ちません。
庭いっぱいにドドンと豪快に作っちゃいましょう!高いけど・・・
まとめ
今回は、「タイルデッキ作って後悔した僕が語る5つのデメリット」と題しまして、かなり大きめの木目調タイルデッキをめっちゃお金かけて作った僕が紹介する後悔ポイントについて紹介してきました。
最後に改めて要点を整理しておきましょう。
僕たちがタイルデッキを選んで後悔している点。
それはズバリ以下の5つでした。
・作るのにめっちゃお金かかる
・あまり使わない
・メンテナンス、意外と手間だぞ!?
・仕上がり品質にバラつきがある
・リフォームが超大変
タイルデッキはそれなりに高いです。
そして、30年後とかに大規模な改修で高額出費になるリスクもあります。
メンテナンスに関しても。
一般的に汚れに強くメンテナンスが楽と言われていますが、やることは意外とあります。
チョットした事かもしれませんが、掃除や白華除去など、メンドクサイものはめんどくせぇっス・・・
家の外構を考える時、
・タイルデッキにしようかな
・それともウッドデッキにしようかな?
こういう悩みからスタートする人、多いと思います。
でも。
安易にデッキを作ることで、
・お金かかったり
・管理の手間が増えたり
・そもそもあまり使わなかったり
といったストレスを抱えてしまうリスクを孕んでいます。
もし今あなたが、
『マイホームにはタイルデッキやウッドデッキ、あるもんでしょ?』
こう考えているとしたら。
一度その一般常識を疑ってみても良いかもしれません。
それではまたっ!
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
色んな方のリアルな体験談が読めておもしろいので、ぜひ覗いてみてください。