【Web内覧会】第7回目の記事です!
今回紹介するのは1階のトイレ。
注文住宅で間取りを考えるとき、トイレの位置って地味に悩むポイントですよね。
・玄関近くに配置するか?
・リビング付近に配置するか?
・それとも廊下や階段室など、バックヤード的な位置に配置するか?
そしてトイレの配置と同時に、多くの人が気にするポイントが「音」だと思います。
トイレに入っているときに周りの生活音が聞こえたら、落ち着いて用も足せないですからね。
というか、向こうの音が聞こえるってことはこっちの音も聞こえているハズですよね。
もう出るものも出ません・・・
そんな我が家のトイレはキッチンの真横にあります!
おいおいおい・・・それぜってーヤベーでしょ?
音、まる聞こえっしょ??
確かに僕も同じ不安を抱いていました。
でも、それをアイデアで解決しました。
結果的にそれらの心配事をサクッと解決してくれたのが「防音ドア」。
今回は「防音ドア」で実現した、近くにいるのに存在が遠くなる我が家のトイレを紹介していきたいと思います。
この記事を読んで頂ければ、「飽きの来ないシンプルなデザイン」を追求した我が家の1階トイレの作り方について、隅々まで知ることが出来るようになっています。
また、トイレの位置がなかなか決まらなくて悩んでいる方に、存在感や音漏れを軽減して間取りの自由度をUPするための一つの解決策を提示できるようにもなっています。
ウチもトイレの音、気になるんよ・・・
でも、もう家建て終わってるからどうしようもないよ・・・
こういう人も安心して下さい!
既に家を建ててしまっている人でも実現可能なポイントについても解説していますので、ぜひ最後まで読んでいって頂ければと思います。
それではいきましょう!
1階トイレの間取りレイアウトはこれだ!
はじめに、1階トイレの間取りを紹介しましょう。
広さは1.5畳(0.75坪)です。
2階のトイレに比べると少し広めにしています。
トイレの中の写真はこんな感じ。
とにかくシンプルイズベスト!
あまり色を使い過ぎず、少し「和」を意識した落ち着きのある空間をイメージしました。
1階のトイレは2階のトイレに比べて使用頻度が圧倒的に高いです。
また、来客時などに家族以外の人も使う場所でもあります。
2階のトイレは大きさも見た目も最低限でも、1階のトイレはちょっと贅沢に作ってみようかな、なんて考えている人も多いんじゃないでしょうか。
僕もまったく同じ考えでした。
正直いうと、ちょっと見栄はっちゃった部分でもありますね(笑)
でも、広いトイレには機能面で見てもしっかりと良いところがあって。
・子供のトイレサポート
・将来的な介護や車いす生活
上記のようなシーンに柔軟に対応することが出来ます。
思い切って広めに2畳(1坪)とることも考えましたが、次の2つの理由から1.5畳(0.75坪)に落ち着きました。
・ドアを開けた時の通路との干渉を減らしたかった
・パントリーのスペースを確保したかった
このようにトイレを廊下部分から奥に押し込んで配置することで、パントリーを確保しつつ、ドアを開けた時の通路との干渉を最小限にすることが出来ます。
ドアを全開に開けた写真がコチラ。
ドア開けっ放しでも普通に廊下部分を通ることができます!
トイレ本体はTOTOの手洗い器なしのモデルです。
トイレと横並びで大きめのカウンターを設置し、手洗い器、水栓、ミラー、タオルバーを施主支給してつけてもらいました。
それでは、1階トイレの見どころ(ポイント)について詳しく見ていきましょう!
1階トイレのコンセプトは?
1階トイレの基本コンセプトはコレです!
「外界から隔離された絶対的排泄空間!」
我が家の1階トイレは「防音ドア」を採用しています。
このドアが、我が家のトイレの一番の特徴と言ってもいいでしょう!
パッと見普通のドアなんですが、防音のための色んな仕組みが組み込まれた商品です。
トイレに入ってドアを閉めた瞬間、外の世界と隔離された落ち着いて用を足せる空間が展開されます。
そう、そこは外界から隔離された空間!
俺様だけの絶対的排泄フィールド!
何者にも邪魔されない。
ただただトイレだけに集中する絶対的空間が広がるのみです。
思い返せばハウスメーカーと間取りを検討していた時。
理想の間取りを追いかけて追いかけて追いかけて。
やっと満足いくものに仕上がりそうだった最終局面で、どうしてもトイレの位置だけが気がかりでした。
だってキッチンの真横ですよ?
絶対音聞こえるし、料理する場所の真横にトイレってなんか嫌ですよね?
そんな悩みを一発で解決してくれたのが「防音ドア」!
この防音ドアがある事で、キッチンの真横にあるトイレなのに存在感をかなり消すことが出来ます。
もちろん外の音が完全に聞こえないわけではないです。
でも、確かに外の世界とは隔離された、トイレの中の空気感だけを感じれる。
そんな体感を得ることが出来ます。
そもそも普通のトイレのドアって、足元に隙間が空いてるの知ってましたか?
トイレの換気扇が24h換気の排気口を兼ねているケースが多く、そのため家じゅうの空気をトイレのドアの足元の隙間を介して外に排出しているんです。
皆さんの自宅のトイレドアをチェックしてみて下さい。
隙間があるという事は、もちろん音、漏れますよね。
一般的に、トイレの「音」や「存在感」に配慮した間取りを実現しようとすると、
普段過ごすLDKなどの居室から、階段室などの空間を介してトイレを配置するのが王道パターンです。
「空間のワンクッション」を入れるってことですね。
これなら普段過ごす居室とトイレの間に、ドアが二枚と何もない空間が一つ入るのでお互いの存在感や音をかなり感じにくくなります。
でも、実現しようとして実際に間取りを考えてみると、意外と難しいケースも多いんです。
というのも、この居室とトイレの間の空間って無駄なスペースになりがちなんですよね。
一坪大きくなると数十万円単位でお金がかかるのが注文住宅です。
無駄なスペースを出来るだけ減らした「ミニマム最適な間取り」と、「空間のワンクッション」というムダ空間はあい反する考え方、共存できないんです。
防音ドアを採用すれば完璧とまではいかなくても、トイレの存在感をかなり消すことが出来るようになります。
また、「空間のワンクッション」を考えなくてよくなるので、間取りの自由度も格段にUPすること間違いなしです!
1階トイレの窓の配置について紹介
1階トイレの窓は1か所です。
・北側に縦すべり窓×1
北側にあるので採光性を考慮して縦長の窓を付けています。
1階なので摺りガラスを採用。
窓を開けて換気することもあるかと思い、風を取り入れやすい縦すべり窓としました。
窓に関してはこだわりポイントは特にないですね。
設計士さんのおススメのまま採用しました。
でもまぁ、センサーライトで昼でも夜でも電気つきますし、冬場の寒い外気の影響を考えると「窓なし」でもよかったかなーとも思ってます。
1階トイレの収納について紹介
我が家、1階のトイレには収納を作っていません。
ワイルドだろ?
トイレはそんなに置くものも無いので、収納が無くて困ったことは特にありません。
トイレに置いているものと言えば最低限の掃除道具と予備のトイレットペーパーを3~4個。
トイレットペーパーは適当なかごに入れて手洗いカウンターの下に直置きしています。
↑
こんな感じで。
トイレの横に大きい階段下収納があるので、予備の消耗品はそちらを活用しています。
1階トイレの照明について紹介
1階トイレの照明はペンダントライト×2個です。
あと、お土産でもらったトルコランプを置いています。
個人的にはこの個性的なランプがとてもお気に入りです。
ペンダントライトは「気泡タイプ」と「割れタイプ」の2種類チョイス。
点灯した時に壁にできる模様が何ともイイ感じです!
ちなみに、これら3つのライトは全てセンサー化しています。
わざわざスイッチをON/OFFしなくてもOK!
トイレのライトをセンサーにするのは超オススメですよ!
1階トイレの壁紙・フローリングを紹介
ここでは部屋全体の印象を決める壁紙、フローリングについて紹介していきたいと思います。
1階のトイレは少し「和」を意識した落ち着きのある空間をイメージして、茶色をベースにした配色としました。
クロス、フローリングのメーカー、品番は以下の通りです。
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壁、天井 : SLP-365(シンコール)
フローリング : コンビットリアージュ グレージュ色(ウッドワン)
手洗いカウンター : TJ2062K(アイカ工業)
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手洗い器や紙巻き器などは自分たちで好きなものを購入して施主支給しました。
それぞれの品番は以下の通りです。
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手洗い器 :tr-2195(信楽焼)
水栓金具 :ST8(ライフシステム)
ミラー :型番不明(Yahooショッピングで購入)
タオルバー :型式不明(どこで買ったかも忘れました(笑))
紙巻き器 :カルクグルンド(イケア)
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ミラーとタオルバーは同じ商品が見つからなかったので、良さそうな商品をピックアップしました。
今住んでいる家のトイレの音を何とかしたい人向けに
さて、ここまで「防音ドア」を採用した我が家の1階トイレを紹介してきました。
防音ドアがあることで、「トイレの音」という最も気になる問題をかなりの高確率で解決できるようになります。
我が家もキッチンの真横という厳しい間取り配置にもかかわらず、日常生活において全く気にならないレベルにまでトイレの音を消すことが出来ています。
とはいえ、こうも思われるでしょう。
防音ドアって・・・そんな簡単に言うけど・・・
ウチはすでにマイホーム建て終わっているんよ。
今更どうしようもないよ・・・
防音ドアと聞けば結構大掛かりなものをイメージされるかと思いますが。
安心して下さい!
今回紹介した防音ドア、家を建ててしまった後からでも簡単に実装可能なんです!
我が家で実証済みなんで間違いないです!
というのも我が家、マイホーム完成時は「防音ドア」ではなく「普通のドア」がついていました。
メーカー側のうっかりミスで、普通のドアが発注されてしまっていたんです。
なので入居後にトイレドアの取り換え工事をしてもらったんですが。
作業時間はあっさり半日程度だったかと思います。
コチラ工事時の写真です。
ドアの枠ごと交換になるみたいですね。
結構大掛かりな作業かと思いきや、割と短時間で取り換え完了してましたよ。
↓取り外された標準ドアの枠です。
このように、現在普通のドアが付いていたとしても簡単に「防音ドア」へ変更することが可能です。
もし今住んでいる家で、トイレの音が気になるよ・・・という人がいましたら防音ドアへの変更を検討してみてはどうでしょうか?
まとめ
今回はWeb内覧会【1階トイレ】と題しまして、我が家の1階トイレを隅々までご紹介してきました。
・距離は近くても気配は遠い!
・防音ドアで実現する音漏れを気にしないトイレ空間!
いかがだったでしょうか?
「音漏れ」や「存在感」に配慮したトイレは、一般的にLDKなどの居室から「空間のワンクッション」を挟んで配置されることが多いです。
しかし今回紹介した防音ドアを採用すればLDKに隣接させた配置が可能となり、間取り検討の自由度が一気に高まります!
トイレを居住空間に隣接させるメリットとして、空調管理のしやすさもあったりします。冬場とか、(空調管理されていない)家のバックヤードにあるトイレが寒くて困る・・・
なんて意見もありますよね。
我が家のトイレはキッチンの真横にありますが。
真冬なんかはトイレのドアをほんの少し開けておけば、LDKの温度とトイレの温度差を無くすことが出来ます。
日常過ごす空間とトイレが隣接していることで、LDKのエアコンでトイレまで適温に空調管理するといった、付加価値的な利便性が生まれるんです。
個人的にはLDKとトイレを隣接させて、防音ドアを採用するのが一番理想的なんじゃないかとさえ思います。
・これから間取りを検討される方は、ぜひ「防音ドア」を選択肢の一つに加えてみて下さい!
・既に家を建ててしまっている人も、トイレの音が気になるならリフォームを検討してみてもいいでしょう!
少し「和」を意識した落ち着きのある空間を実現した我が家の1階トイレ。
子供のトイレサポートや、将来の介護や車いす生活への対応まで考慮した少し広めの我が家の1階トイレ。
そして何より「防音ドア」を採用することで、近くにいるのに気配が遠くなる我が家の1階トイレ。
あなたも防音ドアを採用して、音漏れを気にしない「絶対的排泄空間」を実現してみてはいかがでしょうか?
コンセプトや間取りの考え方など、共感頂ける部分がありましたら参考にしてもらえれば嬉しく思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
色んな方のリアルな体験談が読めておもしろいので、ぜひ覗いてみてください。
ちょっとちょっと。
Web内覧会をご覧になっているそこのアナタ。
そう、アナタですよ!
Web内覧会を見ているということは・・・
・間取り検討で悩んでいる!
・他人の家の中がめっちゃ気になる!
のどちらかですよね?
もしあなたが間取りで悩んでいるとしたら、後悔を残さないためにもこの記事を読んでみて下さい。
間取り検討から契約までのとても大切な考え方をまとめました。
頭の片隅に置いておいてもらえれば、家づくりで失敗する可能性が確実に減るハズです!!