【Web内覧会】第5回目の記事です!
今回紹介するのは階段と2階のホールです。
間取りを考えるとき、階段の作り方ってとても悩むと思います。
・リビング階段にするかしないか
・吹き抜けの階段ってオシャレだな
・吹き抜けにすると冷暖房の効きが悪くなるかも?
・直階段? かね折れ階段? 折り返し階段? らせん階段?
リビングからスーッとまっすぐ伸びた吹き抜けの階段とか、オシャレですよねー!
階段は日常の生活動線に深くかかわる部分なので、階段の位置が変われば間取りも家の雰囲気もガラッと変わります。
我が家ももれなくリビング階段にするかどうかで悩み、結果的に「なんちゃってリビング階段」と「吹き抜け」を採用しました。
・家族のいる空間を通らないと2階に行けないためコミュニケーションがとりやすくなるのと
・玄関付近に階段を置くと玄関から入ってきた虫の深部への侵入を許してしまうデメリットを排除し
さらに空間を区切れるようにすることで
・冷暖房の効きが悪くなる
・臭いや音が気になる
といったデメリットを打ち消す間取りに仕上げてもらいました。
という訳で今回は「飽きのこないシンプルなデザイン」を心がけた我が家の階段、2階ホール(以降は両方合わせた空間を「階段室」として説明していきます。)を、隅々まで完全公開していきたいと思います。
この記事を読んで頂ければ、吹き抜けの開放感とリビング階段のメリットを残しつつ、機能性と安全性にも考慮され、さらに収納力まで搭載した我が家の階段室を内覧することが出来るとともに、その作り方や間取りの考え方を学ぶことが出来るようになっています。
それではいきましょう!
階段室の間取りレイアウトはこれだ!
はじめに、階段室の間取りを紹介しましょう。
階段のタイプは「折り返し階段」を採用しました。
リビングからまっすぐ伸びた直階段とかもオシャレなので悩んだんですが、
・場所をとるので間取りに制約が生まれる
・足を踏み外してすべった時に超危険
というイマイチなデメリットがあるので採用しませんでした。
折り返し階段なら最小限のスペースで設置でき、階段下も収納に活用したりと使い勝手が良く、利便性のよい間取りが組みやすいのが特徴です。
また、途中に踊り場を設けることで、もし足を滑らせた場合も落ちる距離を最短にすることができ安全性にも優れています。
階段室の写真はこんな感じです。
【1階のLDKからの上り口】
階段を上って行って踊り場を折り返したあたりに、ちょっとした小物を飾れるように3連ニッチを作ってもらいました。
【2階のホール】
階段を上りきるとちょっとしたホールがあり、正面の木目調のドアが書斎、左側の飾りタイルのついたドアが子供部屋になっています。
家の中で書斎だけドアを変えてみました。
特別感がでてとても気に入っています!
(他の部屋ももっと遊んでみても良かったかも・・・)
ホールまで上ると右奥に寝室、その手前に収納があります。
寝室手前で振り返った写真がコチラ。
左に2階トイレ、正面に子供部屋の入口があります。
【2階ホールからの下り口】
2階のホールから見下ろしたときはこんな感じです。
それでは階段室の見どころ(ポイント)について詳しく見ていきましょう!
階段室のコンセプトは?
階段室の基本コンセプトはコレです!
「吹き抜け機能空間」
自由設計で家を建てるならやっぱり採用したい吹き抜け。
でも吹き抜けは大きなメリットの反面、大きなデメリットも存在する諸刃の剣です。
個人的にはデメリットのほうが気になっていたので、リビングやダイニング、玄関など日常生活にストレスになりそうな部分への採用はしたくありませんでした。
それでもやっぱり・・・吹き抜けっぽい空間を作りたいぞ。
となった僕が行き着いた答えが「階段」。
まぁ階段はもともとわりと吹き抜けているので、これを「吹き抜け」と呼んでいいかどうかはありますが・・・
今回は便宜上吹き抜けとして解説していきます。
階段室を意識的に吹き抜けとすることで開放感を確保しつつ、収納などの機能面も意識した作りになっています。
それでは、階段室の特徴について順に解説していきましょう!
【吹き抜け】
何といっても吹き抜け!
間取り検討の際、どこかには採用したかったこの解放感!
リビングや玄関を吹き抜けにするとデメリットも大きくなるので、階段で採用しました。
我が家の階段は北側にあるので、次に紹介する大型のFIX窓との相乗効果もあって、うまく光を取り入れた空間に仕上がっています。
【景色を楽しむ大型のFIX窓(ピクチャーウィンドウ)】
階段室の吹き抜け上のほうには大型のはめ込み窓(FIX窓)を採用しました。
外の景色を楽しみつつ、北側なのでこの窓があることで常に安定した採光が望めます。
吹き抜け+高窓は採光の基本ですからね!
書斎で作業をしているときとか、椅子に座ったままパッと振り返ると窓越しに遠くの景色を眺めることができます。
パソコン作業で疲れた目を休めるのにもってこいですね!
まぁ、それほど景色良くは無いんですけど・・・
【安全性を考慮した吹き寄せ階段】
今回我が家が採用した「折り返し階段」は、数ある階段の中でも比較的安全性の高い階段です。
踊り場で階段が折り返されているので、万一の落下の際も落下距離を最小限にとどめてくれます。
ただ、その分途中で方向転換しないといけないので、折り返し部分の作り方がとても重要になる階段でもあります。
一番安全性が高いのは以下の図にように踊り場を正方形で2段設ける階段なんですが、その分階段の距離が長くなって間取りがうまく収まらないケースも多々あります。
我が家も上記図面だと1階の間取りに制約(確か、次に紹介するハイドアが入らなかった?)が生まれたので、踊り場を少しでも広くとって安全性を確保できるよう、吹き寄せ階段を採用しました。
吹き寄せ階段というのはこんな感じで60°-30°-30°-60°に階段を割り付けるやり方。
特別意識しないと45°ずつ均等に割り当てるケースが多いですが、それだと階段の内側がとても狭くなって足を踏み外す危険性や、滑った時に止まりにくくなるなど安全面でイマイチです。
正方形の踊り場を確保できない場合は、吹き寄せ階段がオススメですよー!
【空間断絶!空調コントロール可能なハイドア】
我が家の階段は「なんちゃってリビング階段」です。
「なんちゃって」と言ったのは、正確にはリビングからではなくLDKのキッチン側の端っこに階段があるから。
しいて言うならLDK階段?
いやこれもう、キッチン階段?
いやいやいや!そんなん全然リビング階段じゃねーわ!
という突っ込みをされると悲しくなるので今回だけはスルーしてください・・・
実際住んでみて感じたんですが、我が家の間取りってリビングとダイニングとキッチンの境目があいまいなんです。
なんか全部まとめてLDK!っていう感じが一番しっくりくるんですよね。
と、話がそれましたが。
我が家は階段の登り口にドアがついています。
開けっ放しにしても違和感がないように、ハイドアの引き違い戸を採用しました。
このドアですが、
・冷暖房の効きを1階に限定したいときは閉めます。
・2階も含めて全館空調風に運用したいときは開けます。
また、1階と2階の間にドアがあることで、音などの存在感も軽減してくれます。
寝室で眠っている人がいるときに、1階のリビングで映画を見る時なんか役に立ちますよ!
階段室の窓の配置について紹介
階段室の窓は2か所です。
・北側にFIX窓×1
・西側に横すべり窓×1
FIX窓は採光、景観を楽しむために設置。
横すべり窓は、春~夏に温まった室内の空気を少しでも上の方から排出しやすいように設置しています。
採光性や通風の観点からはとても気に入っていますが、やはり高い位置についている窓だけあって「掃除」は難しいです。
実は住んでこの方、一回も掃除したことがありません(笑)
階段室の収納について紹介
階段室には1階と2階にそれぞれ収納を設けています。
1階の収納は掃除道具や日用品のストック、使わない季節ものの家電を収納したりといった、
「なんでも適当にブッ込んでしまう」系の収納です。
階段下が全て収納になっているので、奥のほうは天井が低いですがまぁまぁの収納力です。
デッドスペースを活用してうまく収納を作れたんじゃないかなーと思います。
2階の収納は「2階エリアで唯一奥行きのある収納」なので、寝室用の布団をしまっています。
あと、この収納の上の方にモデムやWiFiルーターを置く場所を作ったんですね。
これは完全にミス・・・
夏場の温度上昇がハンパないんです・・・
なんかWiFiのつながりが悪いなーと思ったら、WiFiルーターがめっちゃ熱くなって熱暴走してた、なんてザラです。
今は暫定的に小型の扇風機を置いてしのいでますが、ちょっと対策は悩み中です。
階段室の照明について紹介
階段室の照明は以下の通りです。
・1階収納にブラケットライト×1
・階段にブラケットライト×2
・2階ホールにダウンライト×2
2階ホールのみセンサーライトとしました。
ほんとは階段部分もセンサーにしたかったんですが、折り返し階段なのでけっこう死角があって、センサーライトを採用できなかったのが残念な点。
センサーを1階と2階の2か所に設置すれば採用できたんですが、センサーって意外といい値段します。
ここはケチってセンサーを採用しませんでした。
実際住んでみて思うのは、
まぁ~スイッチでもいいけど、センサーライトだったらもっと楽だったなー
という感じですね。
あと、しいて言えばせっかくの吹き抜けなんでペンダントライトとかシーリングファンとかつければもっとオシャレになったかもしれないですね。
階段室の壁紙・フローリングを紹介
ここでは部屋全体の印象を決める壁紙、フローリングについて紹介していきたいと思います。
まず1階の収納部分。
ここは窓も換気扇もなく空気がたまりやすい場所なので、湿気がちょっと気がかりでした。
なので1階の収納部分だけ湿度を調節する調湿ボードを貼ってもらいました。
残りの部分(階段と2階ホール)は1階のLDKと同じ白い塗り壁調のクロスで統一感を重視。
床も同じく1階のLDKと同じにしています。
ちなみにクロス、フローリングのメーカー、品番は以下の通りです。
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壁、天井 :XB-744(リリカラ)
フローリング:ラシッサDフロアアース メープルF色(リクシル)
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階段の踏み板について、LDKのフローリングと同じ素材を使うと統一感が出てとってもオシャレになりますよ。
まとめ
今回はWeb内覧会【階段、2階ホール】と題しまして、我が家の階段室を隅々までご紹介してきました。
サクッと紹介するつもりが気付いたらこんなに長文になってしまいました。
最後まで見てってくれてありがとうございます。
リビングからスーッと伸びた吹き抜け階段は確かにオシャレの代表格ですが、その分
・間取りを考えるのが難しかったり
・音や光、侵入してきた虫が筒抜けになったり
・冷暖房の効きが悪くなったり
といった数々のデメリットも存在します。
今回紹介した我が家の折り返し階段は、少ない面積で効率的に設置でき、間取り配置への影響度も小さく、かつ収納まで作りやすいといった非常に使い勝手の良いタイプの階段です。
ドアをつけることでその機能性はさらに増しますし、踊り場を設けることで安全性も確保することができます。
吹き抜けだってデメリットなく採用可能です。
階段に求める一番の要素が「見た目」の人には響かないかもしれませんが、機能面や安全性にも考慮しながらそこそこ見た目も良い階段を欲している人にはピッタリなんじゃないでしょうか!
コンセプトや間取りの考え方など、共感頂ける部分がありましたら参考にしてもらえれば嬉しく思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
色んな方のリアルな体験談が読めておもしろいので、ぜひ覗いてみてください。
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まずは色んな情報を効率的に集めてみて、気になる部分だけを現地で見て・確認するようにしましょう!