【Web内覧会】第3回目の記事です!
今回紹介するのは書斎。
家づくりにおいて予算オーバーで間取りを削るとき、真っ先にテコ入れされるのが書斎ですよね。
ふぅ。家って結構お金かかるのね。
書斎、いらなくない??
・・・
我が家も間取り検討の際、何回も”いる?/いらない?”と行ったり来たりしていた時期がありました。
3畳の書斎といえば約1.5坪です。
確かに、書斎を無くせば建築費用は50~100万円ぐらいは安くなるでしょう。
決して安くはない金額です。
それでも我が家は書斎を作りました。
実際に住んでみて、「やっぱり書斎いらなかったなぁー」と思ったことは一度もありません。
むしろ、ホントに作って良かったとさえ思っています。
という訳で今回は「飽きのこないシンプルなデザイン」を心がけた我が家の書斎を、隅々まで完全公開していきたいと思います。
この記事を読んで頂ければ、パソコン作業に特化した我が家の書斎を内覧することが出来るとともに、書斎の必要性、作り方などについて学ぶことが出来るようになっています。
それではいきましょう!
はじめに、書斎の間取りを紹介しましょう。
広さは3畳です。
広くも狭くもなく、ごくごく一般的な広さなんじゃないかと思います。
ちなみに図面の中にある造作カウンターと収納は費用の関係で無しとしました。
また、窓の位置も少しずらしています。
部屋の中の写真はこんな感じです。
我ながら、超シンプルな部屋ですねー。
机やパソコンを置いた写真がコチラ。
この部屋は主にパソコン作業を目的としています。
複数のモニターを置いて広々と作業が出来るように机は割と大きめ。
最初は造作カウンターや、L型のデスクを検討していたんですが、
・造作は値段が高い。(10万円とか)
・L型デスクはデザインが限定的
・なかなかちょうどいいサイズが無かった
のでサイズ違いの机を2台買ってL型に配置しました。
書斎にはパソコンのほかにプリンタや雑多な書類、充電コードのかさばるスマホやタブレットといった、
”リビングに置くには少し大きかったり見た目がイマイチなもの”
をまとめて置くようにしています。
いわば家の中の「事務所」って感じですね。
雑多なものを全部詰め込んじゃいました(笑)
間取りレイアウトについては、寝室とは完全に入り口を分けた独立した部屋として配置しました。
ひと昔前は、寝室の中に書斎を作る間取りも流行りましたよね。
寝室からそのままWICや書斎にアクセスするっていう。
ホテルライクな間取りでオシャレなんですが、とても使いづらくなるので要注意ですよ。
というのも、
・書斎は起きて作業する場所
・寝室はゆっくりと眠る場所です
基本、寝ている人と起きている人は共存できません。
寝ている横で電気つけてパソコンのキーボードをカタカタやられたら、とても眠れないっス(笑)
光、音、空気感。
どれをとっても全て真逆なので、寝室と書斎は絶対に分離した方がいいと断言します!
我が家の配置でも、寝室と書斎のドアを両方開けて作業していると、キーボードを打つ音が気になってなかなか寝付けないと妻が申しておりますね。
寝室の中に書斎があればなおさらですよね。
ちなみに寝室と書斎のドアを両方閉めれば、ほぼ存在感を消すことが出来ます。
キーボードを”がったがった”打ってもほとんど音は聞こえないですよー。
今のままでも十分ですが、さらに高みを目指すなら寝室との間の壁に断熱材などを入れて遮音効果を高めておいても良かったかなーと思います。
それでは書斎の見どころ(ポイント)について詳しく見ていきましょう!
書斎のコンセプトは?
書斎の基本コンセプトはコレです!
「パソコン部屋」
いま皆さんが読んでいるこの家づくりブログもここで執筆しています。
このブログ書くために書斎を作ったといっても過言ではないです(笑)
僕が平日家にいる時間は、寝る時間を除けば7~8時間ぐらいなんですが。
毎日そのうちの3時間ぐらいを書斎で過ごしています。
え・・・?引きこもりすぎ?
ブログを書くこともそうですが、最近はパソコンを使いこなすことが出来ればかなり世界が広がる時代ですよね。
調べ物をしたり書き物をしたり。
もちろんスマホやタブレットでもできますが、その作業スピードは比べ物になりません。
もともと僕はパソコンをかなり使い倒すタイプなので、書斎はゆっくり腰を据えてパソコン作業に没頭できるような環境を意識しました。
・かなり大きめのデスクを2つL型に配置して広々とした作業場所を確保!
・イスは選び抜いて買った高機能オフィスチェアのエルゴヒューマン!
・PCはこれまた個性派!マウスコンピュータのデスクトップPC!
・モニターは作業の効率アップを図ったデュアルディスプレイ!
・操作性をさりげなくアップするトラックボールマウス!
などなど。
自分が快適に作業できる環境を作るために惜しみなくお金をブッ込みましたよ(笑)
中でも特に、エルゴヒューマンの椅子は満足度のかなり高い買い物でした。
腰痛持ちの僕でも、快適に何時間でも座っていられます!
少々値は張りましたが、思いきって買ってよかったと思ってます。
書斎の窓の配置について紹介
書斎の窓は1か所です。
・南側に縦すべり窓×1
昼間に書斎で過ごすことがあまりないので、採光性はあまり考慮しませんでした。
冷暖房を使わない春や秋は、通風による温度調整がかなり重要なので、一番風を取り込みやすい縦すべり窓を採用しています。
ちょうど今の5月~6月なんかは、夜窓を開けて作業するととてもいい風が入ってきますよー!
縦すべり窓は網戸が内側に固定(FIX)されているので、窓の開け閉めによって網戸に隙間が生まれないのであまり虫も入ってきません。
この網戸、FIX構造であることと、ちょっとでも虫が侵入しにくいように網目の細かい網戸(YKKのクリアネット)を採用していることもあり、
・通風
・虫防御
の両面から見てとても快適です!
採光に関しては窓が小さいこともあり、日中でも部屋の電気をつけないとちょっと暗く感じます。
上記写真は書斎の入り口ドアを締め切って、窓の明かりのみとした場合です。
南側に窓があるので午前中は電気をつけなくてもそこそこ明るいですが、午後からは窓から入ってくる光が弱くなるので電気をつけるか、書斎入り口のドアを開けっぱなしにして階段室の窓からの明かりを取り込んでやるように使っています。
書斎の入り口ドアを開けていれば、晴れた日の日中は電気付けなくてもまぁ何とかなるかな、っていう感覚値ですね。
横すべり窓の欠点というか、気になる部分として窓を閉める時にちょっと気をつかうといった点があります。というのも、夜に窓を開けているとどうしても部屋の明かりにつられて虫が集まってくるんですよね。
特に梅雨前後の今の時期なんかもう、日に日に増殖している感じがハンパないです・・・
で、あいつ等、そのまま網戸に張り付くんです。
こんな感じで。
このタイプの窓は網戸の外側に窓があるので、そのまま閉めると窓と網戸の間に虫を捕獲してしまうんです・・・
タイミングが悪いと窓のフレームで虫を挟んで潰してしまうことも・・・
なので窓を閉めるときは
・網戸を指でピンッとデコピンしたり
・うちわなどで扇いで風で虫を吹き飛ばしたりして
一瞬のスキをついてサッと閉めるようにしています。
構造上しょうがないんですが、ちょっぴりめんどくさいなーと思うポイントですね。
書斎の収納について紹介
書斎には特に作り付けの収納は設けていません。
最初は机や本棚、吊戸棚なんかを造作してもらって付けようか悩んだんですが。
・オシャレだが高い
・あとから変更が大変
という理由で何もつけませんでした。
今は机の下の目立たないところに書類のケースなんかをそのまま床置きしたりしています。
実は収納に関してはずっと悩んでいるんですよね。。。
空いたスペースも結構あるので。。。
ちなみに後から造作したくなっても出来るように、壁には補強材を入れてもらっています。
釘が打てればDIYでも色々できたりと、改造の自由度が高まりますからね!
書斎の照明について紹介
書斎の照明は出来る範囲で少しこだわりました。
「出来る範囲」というのは、我が家はZEH仕様で家を建てたので、「あとからオシャレな照明を買って自分で取り付ける」という選択肢が無かったんです。
引き渡し時に照明は全か所付いてないといけなかったのと、ZEH住宅の照明の施主支給はちょっとクセが強いので、ハウスメーカーにお願いしやすいシーリングライトかダウンライトが候補に挙がっていました。
で、オシャレと言えばやはりシーリングライトよりはダウンライトですよね。
書斎にシーリングライトではちょっと締まりが悪いですからね。。。
実際に書斎に採用した照明がコチラ。
見た目は普通のダウンライト2個なんですが、このダウンライトはちょっと他のものと違います。
それは・・・
2パターンの色温度を使い分けれる点!
どういう事かというと、スイッチでON-OFFをするたびに[電球色]-[昼白色]が交互に切り替わる仕様なんですよねー。
こちらが電球色(色温度:2700K)の写真。
こちらが昼白色(色温度:5000K)の写真。
この機能、めちゃくちゃ気に入っていて。
・昼間や元気に作業したいときは[昼白色]
・夜や落ち着いて作業したいときは[電球色]
といったように書斎の雰囲気を簡単に変えることが出来るんです。
・調色機能のついたシーリングライトでも実現できるけどダサい・・・
・かといって高機能ダウンライト+コントローラで実現すると高い・・・
といった時にドンピシャでハマる商品なのでおススメです!
唯一の欠点は狙った色温度にスイッチ操作一発で行かないことぐらいですね。
電気をONすると電球色スタートなので、昼白色にするには3回スイッチを押す必要があります。
ストレスを感じるほどの操作ではないので無問題です!
ちなみに、我が家が採用したのは2色切替タイプですが、電球色(2700K)、温白色(3500K)、昼白色(5000K)の3色切替タイプもラインアップされています。
3色タイプになるとさすがに操作回数が多くなるので、採用される場合はショールームなどで操作性をよく確認しておきましょう。
書斎の壁紙・フローリングを紹介
ここでは部屋全体の印象を決める壁紙、フローリングについて紹介していきたいと思います。
壁紙は寝室や子供部屋などの、2階の他の部屋とトーンを合わせて温かみのある布風のクロスを採用。
フローリングも落ち着いた暗めの色(寝室と同じもの)を採用しています。
フローリングについては、ラグを敷いているのでほとんど見えないんですけどね(笑)
ラグも敷くかどうか悩んだんですが、
・裸足で過ごしたかった
・イスがとっても重量級なので、キズがつくのが心配だった
の2つの理由からラグを敷くことにしました。
ちなみにクロス、フローリングのメーカー、品番は以下の通りです。
——————————
壁、天井 :XB-731(リリカラ)
フローリング:ラシッサDフロアアース ライトメープル色(リクシル)
——————————
書斎なのでもっと冒険しろよ。。。
柄ものとか、濃い色のアクセントクロスを貼れよ。。。
という心の声もあったんですが。。。
我が家のコンセプトは「飽きの来ないシンプルなデザイン」。
この無地感がいいんですよ!うん!
どうせあとから柄物の机を置いたり、インテリアーな置物とか置いちゃうのが書斎なんですから。
キャンバスは真っ白のほうが後から書き足したものが映えるってもんですよっ!!
入り口ドアについて、書斎だけウォルナット色を採用してみました。
その他のドアは家じゅう全部白で統一。書斎のみ雰囲気を変えてみました。
コレがまた特別感があっておしゃれなんですよ。
(と個人的には思ってます(笑))
部屋によってドアの種類を変えることが出来るのも注文住宅で家を建てる醍醐味!
扉ごとに色や柄を変えるのはガチャガチャするのでおススメしないですが、全体を同じトーンで統一して、一部だけトーンを変えてみるのはおススメですよー!
書斎は濃い色のクロスや柄もののクロスを好んで選ぶ人も多いですよね。
もし書斎にエアコンをつける場合は、エアコンの取り付け位置とアクセントクロスが被らないように気をつけましょう。
濃い色のクロスに白いエアコンがつくと、浮いて見えてダサくなりますよ。
見た目がオシャレなエアコンもありますが、モデルが限定的で選択肢が少なくなるので、よくある白いエアコンが馴染むクロスを選んでおいた方が良いと思います。
まとめ
今回はWeb内覧会【書斎】と題しまして、我が家の書斎を隅々までご紹介してきました。
完成された書斎は確かにオシャレですが、個性の強い空間はのちのち家具を合わせ辛かったり、意外とすぐ飽きちゃったりするものです。
画像検索して出てくるオシャレな書斎に憧れているあなた(と昔の僕)へ!!
・その画像にはプリンターや文房具、書類なんかがきちんと写っていますか?
・本棚の本はタイトルすら読めない、オシャレな洋書ばかりが並んでいないですか?
書斎は結構リアルに生活感がでる場所でもあります。
見た目のオシャレさばかりに気を取られてお金をかけて作っても、結局雑多な物があふれてなんだかおしゃれじゃない・・・なんて事態にもなりかねません。
最初は「書斎 おしゃれ」とかで画像検索ばっかりして憧れまくっていた僕が。
あえて何もないシンプルなデザインで書斎を作った僕だからこそ自信をもって言えることがあります。
書斎は見た目も大事ですけど機能性がなにより大事!
我が家は基本的に「色」や「柄」を使い過ぎないシンプルな作りを心掛けており、あとからどんな家具を置いても違和感が無くなるように仕上げてみました。
部屋自体にお金をかけなかった分、長時間座っても疲れにくいように椅子にしっかりとお金をかけることも出来ました。
これからはテレワークや自営業者の増加など、働き方そのものが大きく変わっていく流れも生まれつつあります。
学校教育がリモート化される日がやってくる可能性だってあります。
そんな社会においては、自宅で集中して作業に取り組める場所、書斎のニーズはこの先増してくるんじゃないでしょうか?
コンセプトや間取りの考え方など、共感頂ける部分がありましたら参考にしてもらえれば嬉しく思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
色んな方のリアルな体験談が読めておもしろいので、ぜひ覗いてみてください。
住宅展示場を回っていると、あっという間に一日が終わってしまうことってないですか?
今日は3件見て回るぞー!
なんて思っていたのに1件目で長時間つかまってしまって思うように家づくりが進まない・・・
話し疲れたし体力的にもキツイ・・・
2件目になると子供も飽きちゃって「まだー?早く帰ろうよー!」という始末・・・
せっかく休日をつぶして見に行っているのにゆっくり見られない・・・
なんて経験をしている人も多いと思います。
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まずは色んな情報を効率的に集めてみて、気になる部分だけを現地で見て・確認するようにしましょう!