僕はこれまでの記事を通して、「掃き出し窓などから家の中に虫を侵入させないための2つの大切なこと」をお伝えしてきました。
①防虫性の高い良い網戸を選ぶことの効果
②掃き出し窓の開け方について気をつけておきたいポイント
この2つに気をつけておけば、家の中に入ってくる虫をかなり減らせることは間違いありません!
しかし!!
それでもやっぱり家の中に虫が飛んでることがありました。ぷ~んと。
特に虫が活発化し大量発生する夏場なんかは特にぷ~ん、ぷ~んと。
僕はかなりの虫嫌いなんで、たとえ小さな羽虫が一匹飛んでいるだけでも血眼になって駆逐してしまいます。
オラアァァァァ!!!!!!
我がもの顔で人サマの居住空間を飛び回るアイツら、ホント何なんですかねw
で!
今回その原因(の一つ)が分かったので記事にしました。
実は掃き出し窓などについているスライド網戸にトンデモナイ隙間があることに気づいたんです!
この隙間があることで虫が入り放題状態になっちゃってました。
という訳で今回は、網戸の内側に虫が入ってくる原因と、その対策について紹介したいと思います。
キーワードは「隙間テープ」。
それでは早速いきましょう!
掃き出し窓を開けようとしたとき、よく見ると網戸の内側と窓の間に虫がいることってないですか?
我が家では窓も網戸もいっさい動かしていないハズなのに、気が付くとなぜか網戸の内側に虫が侵入していることがよくありました。
↓こんな感じで。
虫が多い夏の季節なんか、一週間ぐらいたつと網戸の内側にこんなにも多くの虫が入ってきていたんです。
多くはそのまま網戸と窓の隙間で息絶えて足元に積もっていきますが、そのまま窓を開けたらまだ生きている虫が室内に入ってきてしまいますよね・・・
最近の網戸の網目はかなり小さいので、そうそう虫は入ってこれないはずです。
にもかかわらずどこからともなく虫が侵入してくる。
これには正直悩まされました。。。
そしてある日、ついにその原因を発見!!
そこにはパッと見ではなかなか気づかない、余裕で虫が入ってこれるトンデモナイ隙間がありました。
もう網目の細かい網戸を選ぶとか、そういう次元じゃない!!
いわば虫の侵入を許す【網戸のセキュリティーホール】とも言えるその隙間。
どんな網戸を選んでも結局はその隙間から虫が入り放題、という場所があったんです!!!
という訳でスライド網戸に隙間テープは必要です!
なぜならトンデモナイ隙間が空いているから。
必要というか、もう必須ですね!!
トンデモナイ隙間とは?
じゃあそのトンデモナイ隙間ってどこよ?
気になりますよね。
ココですココ!
これ見てみて下さい!
ココを拡大すると・・・
こんなに隙間が空いていました・・・
どのぐらいの隙間なのか大まかに測ってみましたが、そのサイズなんと横5mm、縦5mmほど。
網戸の網目の一マスが0.9mm角なので、実に30倍!!
その大きさがお分かりいただけるでしょう!
ザックリとですが、開口部の寸法を書き込んでみました。
下の方には一応対策らしきゴムパッキンが付いてはいますが、それでも開口部の一番大きいところでは縦に20mmもの開口が開いています。
これだけの隙間が空いていれば小さい虫なんか余裕で通れちゃいますよね。
特に小さいクモやムカデなんかの”地を這う系”の虫はただ歩いてるだけで網戸の内側に入ることができちゃいます・・・
こ・・・こいつぁイケてねぇっス・・・
せっかく防虫性の高い良い網戸を選んでいるのに、まさかこんなところに隙間が空いていて虫が入り放題になっているとは思いもしませんでした。
この隙間って何のため??メーカーに問い合わせてみた。
そもそもこの隙間って何のためにあるんでしょう??
よーく見るとスライド網戸の隙間を埋めるためのモヘアと呼ばれる毛が途中で無くなっているように見えます。
何か意図があるハズだ!ってことでメーカー(YKK AP)に問い合わせてみました。
あのぅ、ちょっとお伺いしたいんですがー。
ウチで御社の掃き出し窓採用してるんですが、そこについてるスライド網戸に隙間があるんですよー。
どうもその隙間から虫が入ってきてるらしくて困ってるんですがー。
何とかなんないんスかねぇー??
えっと・・・
お電話では何とも判断しかねるので写真を撮って送ってもらえますか?
(なんだかちょっと話がめんどうになってきたな・・・)
と思いつつも指示されたとおりに写真を撮影して送ってみました。
送った写真は次の3つ。
①窓の全景
②メーカーのロゴ
③隙間部分
で、送った次の日に早速電話がかかってきました。
写真を拝見しましたが、何とも判断しかねるので一度現地調査させて下さーい!!
(おぉっ。いよいよなんか面倒なことになってきたぞぅ・・・)
メーカーの方曰く、
・網戸部分は気密性があるわけではないので、多少の虫は入ってくる。
・しかし確かに光が透けて見えるような隙間が確認できる。
・施工不良の可能性や網戸の調整で改善する可能性もあるので、一度現場を見たほうが良いでしょう。
・それで最終判断しましょう!
とのことでした。
電話問い合わせしてすぐに現地調査の段取りまでしてくれた判断はさすがYKK!
実際に見に来てくれるってなると一気に安心感が増しますよね。
ただ、結局電話問い合わせだけでは隙間の意味はまだ分かりませんでした。
電話オペレーターの方が「水が流れるところ」的なことをボソッと言っていたのでやはり排水用という説が有力かもしれません。
少し長くなってきたので調査の結果や詳細は次回にまとめたいと思います。
とりあえず隙間をふさぐ方法を考える。
調査に来てくれる事になったとはいえ、我が家は毎日虫の脅威にさらされています・・・
コレは由々しき事態です。
たとえ排水が悪くなろうが、汚れがたまりやすくなろうが虫の入ってこれる大きな隙間をみすみす放置することはできません!!
なぜなら僕は虫が大嫌いだから!!
最終的には調査に来てもらってから判断しようと思いますが、現時点で思いつく”隙間をふさぐ方法”はやはり隙間テープしかないと思います。
一応雨の日なんかに水が流れることもある部分なので、貼るなら粘着力強めのやつが良いと思います。
まとめ
まだメーカー調査が終わっていないので現時点での情報になりますが、今回の内容をまとめます。
・スライド網戸にはレール部分に大きな隙間がある。
・塞がないと虫は入り放題。(特に小型のクモやムカデなど地を這う系の虫は入ってきやすい)
・この隙間が正常なのか、調整でなくなるのかは現時点では不明。後日メーカー調査予定。
・究極は掃き出し窓を選ばなければこの問題はなくなるw(爆)
掃き出し窓は「虫の侵入」という観点からはあまり望ましくない設備ではあります。
可動部が多いので気密性も滑り出し窓や開き戸に比べて劣ります。
本気でゼロ虫住宅(ZBH)を目指すなら思い切って掃き出し窓なしの間取りを考えてみるのも面白いかもしれませんね。
しかし!
それらを甘んじて受け入れてでも、掃き出し窓には何物にも代えがたい魅力があるのも事実。
・大きく開いた明るい空間!
・歩いて外に出入りできる出入口としての役割!
などなど
今回の記事を読むとあたかも虫が大量に家の中に入ってくる印象を受けるかもしれませんが、実際はたまに室内で飛んでいるのが目につく程度です。
大型の掃き出し窓をリビングに2か所採用している我が家の虫の侵入状況はこんな感じ。
最近は網戸の性能も結構高いので、嫌気がさすほど虫が家の中に入ってくるという事はありません。
しかし虫は入ってこないに越したことはありませんよね。
家に掃き出し窓があるそこのアナタ。
目につく隙間があった場合は隙間テープでふさぐことで家に入ってくる虫の数を減らすことができるかもしれませんよ!
次回はメーカーの現地調査が来ると思うので、その結果についてお伝えしたいと思います。
目先、僕が思い浮かぶ対策は「隙間テープを貼る」ことぐらいですが、最終的には”作った人達”の意見を聞いて最善な対策を打っていきたいと思います!
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
色んな方のリアルな体験談が読めておもしろいので、ぜひ覗いてみてください。