どうも皆さん!
いい家建ててますか??
トモクラ~共働きが暮らす家~のトモクラです。
今回は、
そもそもいい家って何なのか?
について考えてみたいと思います。
いい家は人それぞれ?そんなことはありません!
一人一人こだわりや感性は違う!
ある人にとってのいい家は、他人にとってのいい家とは限らない!
とは限りませんよ!?
例えば、
すごい映画好きの人がいたとして、家に個室のシアタールームなんてあれば、それはもちろんいい家と言えるでしょう。
でも、たとえ毎日見たとしても映画を見る時間って一日のうちのほんの一部。
家ではご飯も食べますしお風呂にも入る。
家族で団らんしたり。
中には仕事をする人もいるでしょう。
映画を見る時間が至福のひと時でも、それ以外の時間がストレスばかりならそれはいい家とは言えませんよね?
映画以外で家で過ごす時間も満たされてこそ、です!
そして、趣味や個性は人それぞれですが、毎日の生活の基本は人間であれば大体同じハズです。
寝て・起きて・食って・出して・寝る!
そこに趣味や仕事の時間がのっかって、人それぞれの個性的な生活ができています。
ということは、この生活の基礎となる部分。
毎日の生活を送るうえで、「こうあれば誰しもが嬉しいな」と思うこと。
それを満たしている家こそが”いい家”という事になるのではないでしょうか。
いい家って、2階建てなんです!
物理的な話ではなく概念的に。
1.いい家(ベース):生活の基礎的欲求を満たす
2.いい家(オプション):個人の個性的欲求を満たす
この両方が満たされた時、「その人」にとって最高の家が出来上がります。
家づくりで迷走する場合って、1番(ベース)を疎かにして、2番(オプション)ばかりを追い求めているケースがとても多いんです。
シッカリ基礎を固めたうえで、自分の個性を追求していきましょう!
じゃあどんなことが満たされれば毎日のベースが満たされるのか?
順番に見ていきましょう!
”家事ラク”であること
家事って毎日あるじゃないですか。
どんな人でも毎日ご飯は食べますし、着ていた洋服も洗わなくちゃいけない。
ご飯を食べたら洗い物が出ますし、部屋をきれいにするためには掃除も欠かせません。
人によって作業量に違いはあれど、ある家庭が毎日暮らしていくためには炊事や洗濯、洗い物、掃除等の家事は必ず発生します。
なので、毎日多くの人が何らかの家事を行っているはずです。
生きていくために、みんな同じような作業にそれなりの時間と労力を使っているのです。
しかも死ぬまで。一生!
例えば、毎日の家事に充てる時間が2時間だとしましょう。
30歳から85歳まで毎日行ったとすると、その時間は実に4万時間。
4万時間というと丸々4.6年です。
ざっくりした計算なのであくまで感覚的なものではありますが。
家庭を持ってから死ぬまでの全ての時間の、10分の1ぐらいは家事に費やしている事になるんです。
結構多くの時間を費やしているんですよね。
人生って、個性的なことをどれだけやったかでその人なりの生き様が出ます。
誰しもが、自分の好きなことにめいっぱい時間を使いたいと思っているはずです。
そういう意味では、
「家事という毎日生きるために必要な最低限の行為」
は邪魔者なんです。
毎日の家事に費やす時間をできるだけ減らして。
そうして生まれた時間で好きなことをやったり、家族で触れ合う時間を増やせば人生はもっともっと豊かになります。
例えば、一日に30分短縮できただけで、一生で1万時間も余裕が生まれます。
1万時間あれば、大抵のやりたいことは実現できるでしょう。
しかし、ただ単に洗濯を週一回にしたり、外食ばっかりにして減らせばいいという訳でもありません。
当然ですが家事が疎かになると生活が荒れます。
床にいっぱい落ちた髪の毛や、散らかった部屋を見てさわやかな気持ちになる人はあまりいないでしょう。
シンクにどっさりたまった洗い物を見て「うわー!最高!!」という人もあまりいないでしょう。
外食ばかりになると健康面や金銭面が不安です。
大切なのは質を落とさずに時間を短縮すること。
そして、マイホーム作りはこの見直しにうってつけなんです!
最適な家事動線や設備の配置など考えた間取りで家を作ることができます。
また、最新の家事アシスト家電をつけることだってできます。
家事なんて、自分でしなくてもいいことは機械に任せてしまえばいいんです。
今はそういう時代です。
そうやって建てられた家は家事が楽チンで、あなたに時間的・精神的ゆとりを与えてくれるでしょう。
いい家の要素に、”家事ラク”は欠かせません。
ランニングコストが低いこと
家事ラクと同じぐらい、ランニングコストが低いことも重要です。
ランニングコストとは、
光熱費や食費、通信費など毎月必ずかかるもの。
他にも毎月ではないですが、設備や家本体の維持メンテナンス費用などがあります。
せっかく家事がラクで自由時間の増える家に住むことが出来ても、お金の面で苦労が増えてしまっては本末転倒。
お金が無いことによるストレスって、家事がめんどくさいとかっていうストレスとは比較にならないほど大きいものです。
なので、せっかく家を建てるなら経済的にも優しい家を建てることが重要です。
毎月の光熱費が1万円安くなるだけで、一生涯では約660万円も自由に使えるお金が増えます。
家のメンテナンスだってそう。
汚れやすかったり傷みやすい材料を使ってしまったがために、清掃・メンテナンスや、場合によっては再塗装・交換など、十数万~数百万の余分なお金がかかる事だってあり得ます。
最初が安くても、長い目で見ると高くつくことってよくあります。
それに、毎月出ていくお金が多いのはあまり気持ちの良いものではありません。
家にかかる様々な支出を無理なく極限まで抑えた、“低ランニングコストな家”もいい家の大切な要素です。
ちなみに、ランニングコストの中で家を建てることによりコントロールしやすいのはズバリ、
光熱費と家本体のメンテ費用です。
これらのことって、最初に少し気をつけて決めてしまえば、あとはずっと節約の効果が得られるのも魅力的ですよね。
余談ですが、我が家では家を建てることで通信費も半分にすることが出来ました。
(詳しくはまた別の記事にまとめたいと思います。)
日常生活のストレスが少ないこと
ここまで、家事ラクであることとランニングコストが低いことの2つの要素を見てきました。
ここではいい家であるための3つ目の条件、
「日常生活のストレスが少ないこと」
について見ていきましょう。
賃貸住宅に住んでいる時、僕は日常生活でストレスを感じることが多くありました。
- 水回りが掃除してもすぐ汚れてしまう
- 玄関や階段室の電気をつけるのが面倒
- キッチンとダイニングの間に3段ぐらいの階段があってしんどい
- 窓が結露してすぐカビが生える
- 洗濯してから干す場所までの距離が遠い
- 段差が多く、掃除が大変
- 玄関が狭く靴が溢れる
- 光熱費(特にガス代)が高い
- モデム配線の位置が悪く、しょちゅう蹴飛ばしてしまう
- リビングが暗い
- トイレに手洗いがない
- 収納が少なくて部屋に物が溢れる
- 家の中に虫がよく出る
- 冬、脱衣所が寒い
- テレビ周りの配線がグチャグチャしている
どれも、正直耐えられないほどのものでは無かったですが、積み重なると地味に効いてきます。
こういうちょっとしたイライラって、毎日の生活の質をものすごく低下させます。
その場限りでなく、尾を引いてその日1日の気分を悪くしてしまうこともありました。
そんな日は生産性も悪くなりますし、何も良いことがありません。
結果的に、家を建ててこれらのストレスは全て無くなりました。
このように、日常でストレスを感じていることを事前に書き出して言語化しておけば、それらを取り除くことのできる家の作り方が見えてきます。
そして、見事ストレスのない家を建てることができれば、あなたの生活の質は驚くほど良くなるでしょう。
日常生活のストレスが少ない”低ストレスな家”。
これもいい家である事の重要な要素です。
まとめ
ここまで、いい家である事の3つの要素を見てきました。
それは、
・”家事ラク”であること
・”低ランニングコスト”であること
・”低ストレス”であること
家事ラクな家は時間を生み出します。
低ランニングコストの家はお金を。
そして低ストレスな家は心のゆとりを生み出します。
この3つがそろった時、それは間違いなく誰にとっても”いい家”になるはずです。
家づくりを考えるときは、まずこの3つをしっかりと意識し、いい家(ベース)を作っていきましょう!
そこまで出来たら、あとはもうあなたの個性全開でいい家(オプション)を積み上げていけば良いだけです。