お風呂の仕様を決める時、ドアの種類をどうしようか迷っているひと、多いんじゃないでしょうか?
一般的に浴室のドアは
「折れ戸」
「引き戸」
「開き戸」
の3種類が選べますよね。
アパートなどの賃貸住宅の場合は価格の安さと省スペース性から「折れ戸」が付いていることが多いですが、そのイメージからせっかくのマイホームでも「折れ戸」を選ぼうとしていませんか?
それ、めちゃくちゃ勿体ないっスよー!
せっかく自由設計で建てるマイホームのお風呂なら、賃貸住宅では味わえない、もっと使い勝手のよい浴室ドアを採用してみましょう。
という訳で今回は、
「お風呂のドアは基本的に開き戸を選んどいた方がいいっス」
という趣旨で話していきたいと思います。
・毎日の使い勝手
・汚れやすさ、掃除のしやすさ
・お風呂周りの間取りの最適化
この3つの観点から見ていきたいと思います。
コレを読めばお風呂のドア仕様で迷うことが無くなるハズ!
それではいきましょう!
浴室のドアは断然「開き戸」がオススメ!その理由は。
まず初めに結論からお伝えしましょう。
お風呂のドアで迷ったら、
「開き戸を選ぶようにしましょう!」
100%正解とまでは言いませんが、基本的に開き戸を選んでおけば失敗は少ないです。
その理由は以下の通り。
・毎日のお風呂シーン、その使い勝手が格段によくなる
・構造がシンプルなので汚れる部分が少なく、掃除しやすい
・間取り上の制限が少なく、お風呂周りの間取りを最適化しやすい
それでは、一つづつ順番に見ていきましょう。
開き戸を選べば毎日の使い勝手が格段によくなる!
お風呂のドアで選べる「折れ戸」「引き戸」「開き戸」の3種類。
この中でも「開き戸」だけにある圧倒的なメリットが1つあります。
それは、
「タオルバーのオプションを付けることが出来る」
という点。
ちなみにタオルバーはこんなやつ↓です。
タオルバーがある事で、以下のように毎日のお風呂が圧倒的に快適になります。
入浴時:タオルを掛けておいてサッととれる
入浴時以外:バスマットを掛けておける
お風呂に入るときって、タオルをどこに置いておくか迷いますよね。
お風呂の中には持っていけないですし、かといって外の離れた位置に置いておくとお風呂から上がった時にタオルを取りに行くのが大変です。
その距離たかが2~3歩だったとしても、近いようで遠い。
お風呂から出る時は体が濡れてるのでめちゃ寒いですよね・・・
タオル置き場が遠いのは、地味にストレス値が高くなるんです・・・
この点、ドアにタオルバーがあれば、浴室から出ることなく少しだけ扉を開けてサッとタオルを取ることが出来ます。
浴室内で体をキレイに拭いてから出ることができるので、脱衣所が濡れたりすることもなく、また体感的な寒さもかなり軽減されますよ。
この快適さは、実際に体感してみるとホントに素晴らしいです!
ちなみに我が家は、タオルバーが付けれるから開き戸を選んだようなもんです!
ポイントは
「開き戸」+「タオルバー」
とすること。
このどちらかが欠けてもダメです。
僕の知る限りタオルバーオプションを付けることが出来るのは「開き戸」だけなので、この1点だけでも開き戸を選ぶ価値があるんじゃないかなーと思います。
ちなみにですが、珪藻土バスマットなど、タオルバーに掛けることが出来ないバスマットを使っている方は使用不可なので注意が必要です。
バスマットがNGでも、タオルを掛けられるだけでも価値はありますけどね!
「開き戸」は汚れにくい、掃除しやすい
2つめのポイントは、汚れにくさと掃除のしやすさです。
「開き戸」は「折れ戸」や「引き戸」に比べて構造がシンプルです。
構造がシンプルという事は、可動部が少なくて汚れにくいとも言えます。
お風呂をはじめ「水やお湯」を使う場所は、家の中でも汚れやすい場所の代表格ですよね。
そんな場所に少しでも汚れにくい設備を採用するのは、日常のマイナス(ストレス)を出来るだけ減らし生活の質を下げないようにするためのとても大事な基本です。
なので汚れにくさ・掃除のしやすさの観点から「開き戸」を選ぶのが一番おススメなんです。
ちなみに、汚れにくさの順にまとめると以下のようになります。
「開き戸」>「引き戸」>「折れ戸」
汚れにくい ⇔ 汚れやすい
「引き戸」も構造がそこそこシンプルで汚れにくいように見えますが、ちょっと次の図を見て下さい。
引き戸の引き込み部分の掃除、地味に大変なんですよね。
引き戸の前に何もなければまだマシですけど、多くの場合ここには洗濯機や洗面台などが配置されると思います。
奥まで手が入らないような細~いスキマにたまったホコリを掃除するシーン、想像してみて下さい。
考えただけでメンドクサイっス。
また、「引き戸」はこの後説明する、
「壁面を有効活用して間取りを最適化する」
という考え方との相性も最悪です。
なので一見使い勝手がよくて掃除もしやすそうな「引き戸」も、実は微妙と言えるんですね。
ちなみに、汚れ・掃除の観点から一番最悪なのは「折れ戸」です。
折れ戸は可動部が多いうえに構造が複雑なので、汚れやすく掃除しにくい最悪のドアと言っても過言ではないぐらい。
僕も賃貸アパートに住んでいた時は「折れ戸」でしたが、汚れやすく掃除しにくくてホントストレスでしたよ・・・
極小住宅などでどうしても折れ戸しか選べない場合を除いては、
「お風呂に折れ戸は絶対に選ばない方がいい!」
この点を覚えておきましょう!
「開き戸」は壁面も有効活用できる。間取りを最適化しやすい!
最後の理由はコチラです。
お風呂の間取りを考える時、洗面脱衣所の配置も含めて使い勝手のよい間取りにしたいと思いますよね?
「開き戸」を選べば、変な制約を課すことなく、壁面を有効活用するとともに間取りを最適化しやすくなります。
この理由だけで言えば「折れ戸」でもいいですが、先に説明した通り掃除などの観点から「折れ戸はNG」ですよー。
「壁面を有効活用し間取りを最適化する」
って一体どういうことやねん??
詳しく説明しやがれコンニャロウ!
了解っス!
それでは、あなたがお風呂に入るときのシーンを思い浮かべてみて下さい。
お風呂に入るときって、意外と”荷物”多くないでしょうか?
・外したメガネ
・髪をとめていたゴム
・読書用の本
・子供のおもちゃ
などなど。
お風呂に入る直前まで身につけておいて、お風呂の直前で外して外に置いておきたい物、けっこうありますよね?
また、お風呂でスマホや本を読む方も多いでしょう。
のんびり入浴しながら本を読んで、さぁ頭を洗おうとしたときにその本はどこに置いていますか?
また、お風呂から出た時の下着や着替え、どこに置いているでしょうか?
このように、お風呂に入るときって意外と多くの物を身につけたり外したりするんですよね。
本やおもちゃやスマホなどを持ち込んだり持ち出したりもしますよね。
この観点から、僕の考えるお風呂周りの間取りの最適解は以下の配置となります。
ポイントは以下の2点。
・お風呂の真横に汎用的に使える棚を配置
・その壁面に照明や浴室乾燥などのリモコンも配置
引き戸だとこの間取りが実現出来ません。
扉の引き込みスペースが要るので、どうしてもデッドスペースが出来てしまうんですよね・・・
折れ戸でもできますが、折れ戸はこれまでの説明の通り、圧倒的にオススメできません。
結果的に「開き戸」が最適解となり。
開き戸を採用することでお風呂から最短距離の位置に使い勝手のよい設備を配置することが出来るようになります。
コレが
「壁面を有効活用し間取りを最適化する」
という考え方です。
まとめ
今回は、「浴室ドアは開き戸がおすすめ。」と題しまして、
「お風呂のドアで迷ったら基本的に開き戸を選んどいた方がいいっス」
という趣旨のテーマで話してきました。
最後に、もう一度要点を整理しておきましょう。
一般的に浴室のドアは
「折れ戸」
「引き戸」
「開き戸」
の3種類が選べます。
その中でも、
・毎日の使い勝手
・汚れやすさ、掃除のしやすさ
・お風呂周りの間取りの最適化
この3つの観点から見て最適なのは「開き戸」であると僕は考えています。
開き戸を採用する際のポイントは
「開き戸」+「タオルバー」
とすること。
さらに言えば、浴室のすぐ横に汎用的に使える稼働棚とリモコン類を配置すれば使い勝手は更に良くなります。
ほんのちょっとしたことではありますが、お風呂は毎日入るうえに、お湯を使うので汚れやすい場所の代表格です。
そんな毎日のお風呂の使い勝手を良くし、掃除の手間も出来るだけ減らす。
毎日のストレスを少しでも減らすことが出来れば、それは毎日毎日数えきれないほどの回数で効いてきます。
一生分と考えれば、生活の質は相当よくなるんじゃないでしょうか?
という訳で浴室のドアをどうしようか迷っている人。
迷っているならとりあえず「開き戸」選んどきましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
色んな方のリアルな体験談が読めておもしろいので、ぜひ覗いてみてください。