【Web内覧会】第6回目の記事です!
今回紹介するのは玄関。
・家に入った時、最初に目にするのが玄関です。
・家から出る時、最後に目にするのも玄関です。
玄関は「家の中の世界」と「家の外の世界」を隔て、また、つなぐ場所。
この空間の作りかた一つで、あなたの毎日の生活の質は大きく変わるでしょう。
例えばですが、
・友達の新居に遊びにいった時
・住宅展示場や完成見学会にいった時
玄関の雰囲気でその家の第一印象が決まった経験、ないでしょうか?
玄関がおしゃれで洗練されていると、その家自体の印象も良くなりますよね。
とはいえ、見た目ばかりにこだわった「ただおしゃれなだけの玄関」を作っても、生活の質って実はそれほど上がりません。
大切なのは見た目よりも機能性!
「質」の部分です。
という訳で今回は、機能性(質)をとことん追求し、見た目もちょっとだけこだわった我が家の玄関を紹介していきたいと思います。
コンセプトや間取りの考え方など、参考にしてもらえれば嬉しく思います。
それではいきましょう!
はじめに、玄関の間取りを紹介しましょう。
広さは約5畳ぐらいですかね。
玄関の見どころポイントは以下の3点です。
・坪庭を眺める大きな窓
・隠せる大容量の収納
・意外と便利、玄関手洗い
まずは玄関ドアからいきましょう。
玄関を外から見た写真がこちら。
このドアを開けて真っ先に視界に飛び込んでくるのが、正面にある大きなFIX窓。
よく住宅展示場で採用されている「ど定番」な作り方ですよね。
いいなーと思ってアイデアをパクりました(笑)
正面にドドン!と構えているので、嫌でも視界に入りますねー。
玄関を入って左を見渡せば大容量のシューズクローク、土間収納、手洗いを兼ね備えたプライベート玄関があります。
この収納には靴や傘をはじめ、外で使うちょっとした汚れもの、家の中に持ち込みたくないコートなど、とにかく「色んな物」を「何でも」収納できるよう意識して作りました。
収納についてのノウハウは、コチラの記事も参考にしてみて下さい。
玄関を上がって左奥には玄関手洗い。
家に帰ってきてすぐ手を洗えるので、汚れた手やウイルスがついた手で家の中のドアノブなどを触ることがなくなります。
玄関手洗いは、ウィズコロナ時代の必須アイテムとも言えますね。
手洗いに背を向けるとリビングへの入り口がこんな感じで見えます。
それでは、玄関の見どころ(ポイント)について詳しく見ていきましょう!
玄関のコンセプトは?
玄関の基本コンセプトはコレです。
「魅せる!そして見せない!!」
【魅せる!】
玄関を入った瞬間、正面に大型のFIX窓を介して坪庭を魅せます。
雑多なものは一切なく、視界に飛び込んでくるのは坪庭を臨むピクチャーウィンドウただ一つ。
視覚的ノイズの一切ない、洗練されたワンポイントのみを窓を介して魅せることで、玄関に入ってくる人の感情を瞬間的に「家の外モード」→「家の中モード」に切り替えることができます。
ライトアップを組み合わせることで、夜もまた違った表情を楽しむことができる、
そんな「非日常空間」を演出する作りになっています。
ただ、唯一悲しいのは・・・
坪庭の外構がまだ完成してないってことですかねー(意味ねー!!)
いま、そこにあるのは「ただの何もない土地と隣のきったない建物」だけ(笑)
家に帰ってきて玄関のドアを開けても、
うん、デカイ窓、ありますね。景色、あんま良くないね。
って思うだけ。
だって坪庭をプロに造ってもらうと、決して安くない金額がかかるんですよ。
家の正面のほうで外構費用が思ったよりかかってしまったので、家の裏側になる坪庭部分はとりあえず保留にしてしまいました。。。
別に急がないし、ゆっくりDIYでもしますかね。
と思って放置したまま早二年。。。
こいつぁそろそろやばい雰囲気ですな・・・
そろそろ気合入れて何とかしたいところです!押忍っ!!
おいおいおい。。。
こんだけ語っといてそれで終わりかい!
という声が聞こえてきたので、一応完成イメージ貼っときます。
実際作るときは、もう少し和風な庭が良いですねー。
【見せない!!】
我が家の玄関にはプライベート玄関を兼ねた大型収納があります。
この「色んな物」を「何でも」収納できる大型収納を、普段の生活動線からは全く見えないように間取りを配置しました。
収納部には引き戸を配置し、閉めることで玄関側からは雑多なものが一切見えなくなります。
扉を閉めた状態がコチラ。
視覚ノイズが限りなく排除されているのがお分かりいただけるかと思います。
普段は見た目より機能性を重視して、ほぼ開けっ放しなんですけどね(笑)
玄関の窓の配置について紹介
玄関の窓は2か所です。
・北側に大型FIX窓
・南側に縦すべり窓
北側の大型FIX窓があることで玄関がとっても明るくなります!
とにかく明るい玄関にしたかった僕。
玄関スペースを明るくするテクニックの一つに、採光窓付きの玄関ドアを採用する方法はありますが、採光窓付きの玄関ドアはデザインがあまり好みじゃなかった。
でも玄関は明るいほうが良い。
となった時に、このFIX窓からの採光がかなり救いになっています。
ただ、この狭い空間でこれだけ大きな窓を付けているので、夏の暑さ/冬の寒さの影響は受けやすいです。
多分我が家の中で、一番外気温の影響を受ける空間だと思います。
とはいえ、
・もともと玄関は土間があって底冷えしやすいこと
・玄関に長時間滞在することがないこと
から大きな窓を採用してもあまりストレス値は上がらないと判断。
実際住んでみてその仮説に間違いがないことも確認済みです!
玄関スペース、夏は他の部屋に比べてそこそこ暑く、冬はそこそこ寒いです。
でも滞在する空間でないので無問題!
それよりは大きな窓からの採光や景色を優先しました!
南側の縦すべり窓は換気用です。
というのも、靴って意外と臭うんですよね。
また、土間収納部分にゴミ出し直前の燃えるゴミや資源ごみなんかを一時保管することもあるので、どうしても臭いがこもってしまうこともあります。
そんな時この窓を開ければ臭いが捌けるのがちょっと早くなる、そんな感じ。
・窓はわざわざ開けないといけない
・一か所なので空気の吸気が出来ても排気がイマイチ
という点からも、ベストは窓じゃなく換気扇だったかなーとも思ってます。
玄関の収納について紹介
続いて収納について詳しく見ていきましょう。
我が家の玄関収納はとにかく大容量!
玄関スペースの半分は収納というハジケッぷりです!
玄関はとにかく雑多なものが多い場所。
靴だけでなく雨具や外で使う工具やおもちゃ、人によっては自転車を収納している人もいることでしょう。
様々なものを柔軟に収納できることが玄関収納のポイントです。
とにかく「色んな物」を「何でも」収納できるよう意識して作りました!
我が家の玄関収納は土間収納と床上収納のバランスをとるため、プライベート玄関側の床位置を少し伸ばしています。
こうすることで靴を履かなくても土間収納にある程度アクセスが可能。
逆に、靴を履いたままでもコートを取ったりと、家の中の収納にアクセス可能になります。
【ワンポイント】
プライベート玄関について。ウチの家は収納&プライベート玄関な間取りを採用していますが、「プライベート玄関」は別にあっても無くてもOKな考えでした。
個人的に、この「プライベート玄関」という空間の存在意義には違和感を覚えます。
実際に生活すると分かるんですが・・・
普段、プライベート玄関(収納側の出入口)を使うことがほとんど無いんですよね(笑)
我が家の大きなテーマの一つが「回遊」だったので、収納部を行き止まりにする事は避けました。
その結果、プライベート玄関になりました。
大切なのは「プライベート玄関」という概念ではなく、「収納」と「回遊」がある玄関を作ることでした。
玄関の照明について紹介
玄関の照明はダウンライト5個を次のように配置しました。
ポイントは次の2点です。
・電球色(2700K)と昼白色(5000K)を使い分けていること
・センサーライトにしてること
普段家に出入りする際に通る空間は目がチカチカしないよう電球色。
隅々までハッキリ見えた方が良い収納部分は昼白色としています。
写真奥に見えるのが収納部分です。
また、それらすべてのダウンライトをまとめてセンサー化しています。
玄関をセンサーライトにするメリットは計り知れないですよ!
玄関の壁紙・床材を紹介
最後に、玄関の壁紙や床材について紹介したいと思います。
我が家のコンセプトは「飽きの来ないシンプルなデザイン」。
大型のFIX窓が見せ場という事もあって、基本的に無地ベースのシンプルなものを選んでいます。
壁紙とフローリングは隣のリビングと一体感を出すために統一しています。
それぞれのメーカー、品番は以下の通りです。
————————–
玄関ドア:ヴェナートW01型 ラスティックウッド色(YKK AP)
土間タイル:IPF-300/MA-11(リクシル)
壁紙(壁、天井):XB-744(リリカラ)
フローリング:ラシッサDフロアアース メープルF色(リクシル)
————————–
土間タイルは汚れが目立たないだろうという事でちょっとベージュっぽいものを選びましたが・・・
ぶっちゃけ汚れ、目立ちますね(笑)
ちなみに、黒めの玄関タイルを選んだ友人も汚れが気になると言っていました。
汚れが目立たない玄関タイルの最適解ってどんな色なんでしょう・・・
まとめ
今回はWeb内覧会【玄関】と題しまして、我が家の玄関を隅々まで紹介してきました。
基本コンセプトに「魅せる!そして見せない!!」を設定し、機能性を兼ねた「ノイズレス」で「ワンポイントビュー」な玄関を実現するために以下の点に気を配りました。
・坪庭を眺める大きな窓
・隠せる大容量の収納
・意外と便利、玄関手洗い
「色んな物」を「何でも」収納できる”超”機能的な大型収納を備え、かつその雑多な空間を生活動線上の「視線から排除する」ノイズレスな空間。
視覚ノイズのない空間で、ただ唯一の非日常空間を魅せる「ワンポイントビュー」な空間。
家に入った時、最初に目にするのは玄関です。
家から出る時、最後に目にするのも玄関です。
玄関は「家の中の世界」と「家の外の世界」を隔て、また、つなぐ場所。
この空間を通るだけで自然と気持ちが切り替わる。
そんな玄関を目指して空間設計を行いました。
機能性(質)をとことん追求し、見た目にもちょっとこだわった我が家の玄関、いかがだったでしょうか?
コンセプトや間取りの考え方など、共感頂ける部分がありましたら参考にしてもらえれば嬉しく思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
色んな方のリアルな体験談が読めておもしろいので、ぜひ覗いてみてください。
ちょっとちょっと。
Web内覧会をご覧になっているそこのアナタ。
そう、アナタですよ!
Web内覧会を見ているということは・・・
・間取り検討で悩んでいる!
・他人の家の中がめっちゃ気になる!
のどちらかですよね?
もしあなたが間取りで悩んでいるとしたら、後悔を残さないためにもこの記事を読んでみて下さい。
間取り検討から契約までのとても大切な考え方をまとめました。
頭の片隅に置いておいてもらえれば、家づくりで失敗する可能性が確実に減るハズです!!